ファン対応するダニール・クビアトcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

フェラーリF1、ダニール・クビアトの開発ドライバー就任を発表

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1月10日、スクーデリア・フェラーリは、ダニール・クビアト(23歳)を2018年の開発ドライバーとして起用することを発表した。クビアトは17年シーズン途中にレッドブルから契約破棄を言い渡され、所属していたトロ・ロッソを追われた。後任はWEC世界耐久選手権王者のブレンドン・ハートレーが務めている。

ロシア出身のクビアトはGP3王者を獲得した後、2014年にトロ・ロッソでF1デビューを果たした。翌15年にはセバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍に伴いレッドブルに昇格、ランキングでチームメイトのダニエル・リカルドを上回ってみせた。

クビアトのキャリアに陰りが生まれたのは2016年。母国ロシアGPでベッテルとの接触事故を起こしリタイヤに追い込んだ事が引き金となり、マックス・フェルスタッペンと入れ替わりと言う形でトロ・ロッソに降格。2017年も引き続きトロ・ロッソから参戦したが、アメリカGPを以てチームを解雇された。

浪人となったクビアトはウィリアムズの2018年ドライバー候補に名前が挙がっていた。最有力候補と目される同じロシア人のセルゲイ・シロトキンとの交渉が決裂した際のオプションと見られていたため、クビアトのフェラーリ加入は、ウィリアムズのシート争いが決着した現れとも考えられる。

フェラーリがレッドブル系ドライバーを起用するのはこれが初めてではない。かつてトロ・ロッソから放出されたジャン・エリック・ベルニュは、フェラーリからクビアト同様のポジションを与えられた。

昨年のフェラーリのテストドライバーであるシャルル・ルクレールは、今年パワーユニット供給先のザウバーからのF1デビューが決定しており、クビアトがF1復帰を果たす可能性は十分と言える。フェラーリは傘下のアルファロメオをザウバーのタイトルスポンサーにつけBチーム化を進める傍ら、ハースとの関係を深めていく事に積極的な姿勢を見せており、潜在的なシートを多く抱えている。