’90年代以来!重機大手コマツ、「使命」の達成に向けウィリアムズF1と複数年契約
ウィリアムズ・レーシングとの複数年に渡る新たな「プリンシパル・パートナーシップ」について、株式会社小松製作所の小川裕之代表取締役社長は「コマツの使命と一致」するものだと語った。具体的な契約期間は不明。
コマツは1980年代、1990年代を通してギアボックス・コンポーネントを供給するなど、当時、数々の成功を勝ち取っていたウィリアムズを支援。デイモン・ヒルとジャック・ビルヌーブを擁した1996年と1997年にチームはコンストラクターズ選手権とドライバーズ選手権を制した。
コマツは日本最大手の建設機械メーカーにして、日本のものづくりを代表する企業の一つであり、南北アメリカやヨーロッパ、中近東、アフリカ、東南アジア、オセアニア、中国などでも事業を展開するなど、世界的にも有数のメーカーとして知られている。
ウィリアムズ・レーシングとの提携について小川社長は「コマツとウィリアムズ・レーシングはイノベーションと人材の育成に関する共通の価値観を持ち合わせています。このパートナーシップを通じてトラックの内外で新たな価値を創造することを楽しみにしています」と述べた。
「ウィリアムズ・レーシングとのパートナーシップは、ものづくりと技術革新を通じて価値を創造し、人々、企業、地球が共に繁栄できる持続可能な未来を実現するというコマツの使命と一致しています」
また、ウィリアムズのジェームズ・ヴァウルズ代表は「我々はインフラの改善、人材への投資、そしてコマツのような素晴らしい新しいパートナーの獲得などを通じて、トラックの内外でチームを強化し続けていくつもりだ」と語った。
本提携の一環としてチームキットやアレックス・アルボンとローガン・サージェントが着用するレーシングスーツ、そして2024年型F1マシン「FW46」にコマツのロゴが掲載される。