英国期待の若手ジョナサン・ホガード、シルバーストンでレッドブルの2012年型F1マシン「RB8」をテスト
英国出身のジョナサン・ホガードが2019年オートスポーツBRDC若手ドライバー賞の褒賞として、10月20日(火)にF1イギリスGPの舞台として知られるシルバーストン・サーキットで、レッドブル・レーシングと共に初のF1マシンテストに臨んだ。
持ち込まれたのはレッドブルの2012年型F1マシン「RB8」。800馬力を発生させる2.4リッターV8自然吸気エンジンを搭載し、セバスチャン・ベッテルと共にF1コンストラクターズ選手権とドライバーズ選手権を制覇したチャンピオンマシンだ。
オートスポーツBRDC若手ドライバー賞は、将来有望なイギリスの若手ドライバーを支援し、次世代のF1ドライバー発掘を目的として毎年行われているもので、ホガードには賞品としてF1マシンでのテストの他に、アストンマーティンのGTE世界耐久選手権車両での走行機会、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブの会員権、アライ製ヘルメット、20万ポンドの賞金などが贈られた。
過去の受賞者には2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンや、デビッド・クルサード、現役F1ドライバーのランド・ノリスやジョージ・ラッセルらが名を連ねる。
19歳のイギリス人ドライバーはこの日、シルバーストン・サーキットを21周走り込み、3回に渡ってタイム計測を行った。
テストには、レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンのレースエンジニアを務めるサイモン・レニーが帯同。ホガードのサポートを行った。
サイモン・レニーはホガードについて「感銘を受けた。昨年の彼のパフォーマンスを見て期待していたんだ。彼は冷静で、思慮深く、分別のある人物だった。今年はコロナウイルスの流行の影響で走れていなかったのだが、彼は全く動じなかった」と評した。