F1日本GP2016《予選》全ドライバーコメント
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2016年、鈴鹿サーキットで開催された日本グランプリ予選。各チームのドライバー、チーム代表のコメントを以下にまとめた。予選でのタイムなどの詳細なデータについては、2016年F1日本GP予選結果をご参照あれ。
メルセデス
ニコ・ロズベルグ-1位、1:30.647-
今週末ずっと素晴らしかったよ。これ以上ない快適さがマシンにあったから、Q3の最後に全力でプッシュできる自信があったんだ。ルイスに奪われたポールを奪い返すのには最高のアタックをする必要があったからね。鈴鹿が難しいサーキットなのは、いろんな種類のコーナーがあるが故に正しいセットアップを行うのがすっごい難しいからなんだ。1番手からスタートするのは素晴らしいけど現実的にいえば、それは最も大事なことじゃない。最も大事なことは、良いスタートを決めてレース戦略をうまくやることだ。
ルイス・ハミルトン-2位、1:30.660-
今週末は簡単じゃなかった。ひとつの方向にマシンのセットアップを進めていったけど、予選で元に戻したんだ。Q1ではどっち付かずな感じがしていたよ。そんなこんなだったから、これだけの僅差に持ち込めて満足してる。もちろんポールからスタートするに越したことはないけど、スタート練習の成果がでることを期待しよう。現時点では明日の天気を予想するのは難しいけど、出来る限りのことをやるつもりだよ。
トト・ウォルフ、チーム代表
すごい接近した予選だった!最終ラップのうちのドライバーふたりの差が1000分の13だからね。良い終わり方だった。ニコは週末を通してずっと強かったけど、Q3の最初のアタックをうまくまとめることができなかった。だから彼はポールを取るために必要なあらゆることをしたよ。ルイスは、ほとんどのセッションで少しばかり負けていた。だからQ3でのラップは見事だったし、ポールにとても接近していた。シンガポールでの彼らの戦いはライバル争いという点でとても良かった。ニコはセパンでルイスに対して優位に立ったものだから、ルイスはよりうまく対処する必要があって、その結果がこの僅差だ。毎週互いにプッシュし合いながらマシンの限界を引き出している。明日の決勝レースは接戦になるのは間違いない。差は我々が予想していたようにほんの少しだし、3番手からスタートするキミと同様に、セブのペナルティによって順位の繰り上がるレッドブルの二台が接近してくるだろう。彼らのロングランのペースは昨日とても良かったので、タフなレースになるだろうし、二台がフロントローというこのチャンスを活かすことが重要だ。天候は明日のレースを占うひとつの要素になる。だからこそ我々は滞りなく準備をする必要があるし、レースプランを完璧に実行することが必要だ。
フェラーリ
キミ・ライコネン-3位、1:30.949-
マシン全般とても良かったよ。僕らはアンダーステアに苦しんでいたけど、セットアップのおかげで少しずつ良くなっていった。メルセデスにこれだけ接近できるなんていい意味でびっくりだよ。今日も少しアンダーステアが改善していたので、セクター1のタイム向上に大きく役に立ったよ。3番手は悪いことじゃないけど僕らはもっと上を狙っているからね。これが今の僕らのポジションだということだし、セブがペナルティを受けるのは残念だ。だって今日僕らはとても力強いパフォーマンスを見せられたんだから。結果に喜んではいるけど、明日良い結果を残すためにやるべきことをやるよ。僕らには速さがあるし、明日それが突然なくなってしまうことはないだろう。僕らはいつもレースペースの方がいいけど、どうなるか見てみよう。コンディションや状況に左右されるからね。ベストを尽くすよ。
セバスチャン・ベッテル-4位、1:31.028-
僕にとってもチームにとって良い結果だよ。Q3の最後のセクターですごい稼いだしあまりタイムを失うことがなかった。全体的によい予選だったんじゃないかな。数多くの状況に左右されるけど、僕らのマシンはセッションを通して良いハンドリングがあったし二台ともレッドブルの前に出られたことには満足している。確かに明日はグリッドペナルティーのせいで後ろからスタートすることになるけど、そういうものだし受け入れるよ。まあそうは言っても、挽回できるだけの速さがあると思うし、できることを考えるよ。明日は接戦になるよね。多くは如何にタイヤマネージメントできるかにかかっていると思うよ。スタートではみんな同じコンパウンドのタイムでスタートすることになるからね。明日の戦略を考えないと。
レッドブル
マックス・フェルスタッペン-5位、1:31.178-
予選結果はそれほど悪くないと思うけど、チームとしてはもっと上の結果を期待してたと思う。フェラーリの前に出たかったよね。ぼくらはすごく接近してたけど、僕らの車のバランスは良くなかった。低速コーナーでは僕らはいつもとても力強いけど今日は良くなかった。これは変化し続けたコンディションのせいかもしれないけど、確信はないな。4番手からのスタートは、僕らにとって良い結果を残せるチャンスなのでポジティブだよ。僕らのレースペースはOKだけど、現時点ではみんな手強そうなので、明日がどうなるか全くわからないよ。ここではオーバーテイクが難しいし、ご覧のとおり予選からずっと接戦だよね。レースもおんなじじゃないかな。マレーシアのときと同じように良いスタートがきれれば良い結果につながると思うよ。明日のレースのために今夜は夜通し会議と作業だよ。
ダニエル・リカルド-6位、1:31.240-
正直に言うと、予選はもう少し良い位置を期待してたよ。フェラーリとは接戦になると分かってたし、彼らの前に出たかったけど、フェラーリは良いペースがあったね。僕らがストレートでタイムを落としていることについて少しフラストレーションが溜まるけど、なぜそうなのかを見つけないと。やれることはやったと思うし、ラップも良かったよ。Q3の二回目のアタックでセクター1を改善できたと思うけど、そのラップのセクター3でタイヤを少し摩耗したような気がする。ロングランのペースが良いのでうれしいし、フェラーリとも接戦になるだろうね。彼らが明日の最大のライバルになると思うよ。明日メルセデスはパワーユニットの出力を抑えて保守的になるだろうと思ってる。だから何が起こるか分からないよ!セバスチャン・ベッテルのペナルティで明日僕らはより上のグリッドからスタートする。6位より5位からスタートする方が良いわけだし、良いレースがしたいね。
クリスチャン・ホーナー、チーム代表
とても接近した予選だった。マックスもダニエルもマシンから最大限を引き出したよ。今日はふたりともセクター1でとても競争的だった。ツイてないことに、パワーユニットがモノを言うセクター3で少しタイムを失った。にもかかわらず、我々は5位と6位だし、明日は4番手、5番手からのスタートになる。フリー走行の時のように、良いレースペースがあることを期待してる。
ウィリアムズ
バルテリ・ボッタス-11位、1:32.315-
ここ数年の鈴鹿でのパフォーマンスを考えると、Q3でいるべきポジションにいられなかったのことにがっかりしているよ。今日は十分な速さがなかった。僕はQ2でちょっとトラフィックに捕まっちゃったんだけど、速さがなかったよ。ポジティブなこととしては、僕らには3種類のタイヤ選択の権利があるってことだね。マレーシアのときと同じように他とは違う戦略を取れるってこと。この権利をうまくいかせることを祈っているよ。
フェリペ・マッサ-12位、1:32.380-
期待していた予選とはならなかったよ。ハースとのタイム差には本当にびっくりだ。彼らはQ2で僕ら2台とフォース・インディア2台の前に出たんだから。マレーシアでそうだったように僕らはフォース・インディアより後ろの10番目に遅いチームになってしまったわけだけど、ハースには本当にびっくりした。僕らに新品タイヤでの速さがないのは事実だけど、ハースに負けたことに本当にがっかりしている。明日のレースはタフだね。本当に厳しい戦いになるよ。でもやれることはやるつもりだし、ポイントが取れることを祈ってる。僕らができることは挑戦することだけだ。
ロブ・スメドレー、チーフパフォーマンスエンジニア
11位と12位にはがっかりしているし、予選を通してうまくやれなかった。でも二人のドライバーの差をみれば、我々がやれるだけのことやったことがわかる。マシンに十分な速さがなかったんだ。明日もレースを通して速さがないだろうしから、最高の戦略を用意することが絶対的に必要だよ。あらゆる状況を考慮に入れた良い折衷案的セットアップを施したけど、明日の天候がどうであろうと準備はできている。今は明日を楽しみにしているし、出来る限りたくさんのポイントを獲得したい。
ザウバー
マーカス・エリクソン-19位、1:33.222-
これまでのところずっとトリッキーだったよ。先週のマレーシアと比べると、ここ鈴鹿ではぼくらが目指している場所にたどり着くためにはよりチャレンジングだ。だからかなり難しい予選だったし、この結果に満足してないよ。明日は気分を切り替えて戦うよ。
フェリペ・ナスル-20位、1:33.332
僕らにとっては残念な予選だった。Q1での最初のアタックはよかったし、ちゃんとしたタイムを出すことができた。二回目のアタックでは、タイヤを理想的な作動温度領域に入れることができなくてラップタイムを改善することができなかった。この結果にとてもがっかりしてる。何が起こったのかを調べる必要があるよ。
ハース
ロマン・グロージャン-8位、1:31.961
とてもうまくやれたと思うし、チームの為にもとてもうれしく思ってる。持てるすべてのアップデートを投入したよ。新しく投入したフロントウイングが予選では効いたね。セッションを通してとてもスムーズに走行できた。最終コーナーのところでDRSが使えなかったんだけど、この位置につけることができたし、明日はとても難しい路面状況での長いレースになるだろうね。タイヤのデグラデーションはとても重要だよ。願わくば今日のように明日も良いバランスがあって欲しいし、そうなれば良い結果になるだろうね。
エステバン・グティエレス-10位、1:32.547
チームのことを考えるととてもハッピーだよ。とても厳しいポジションから今週末がはじまったことを考えると、2台ともがQ3に行けたのはびっくりだ。2回めのフリー走行で僕らは多くの走行時間を失ってしまったし、マシンのバランスに全然満足できていなかった。でもチームは完璧に立て直してくれた。今後のことを考えてもこれはとても大事なことだ。最後まで最大限にプッシュして戦ったよ。チームを心から誇りに思う。彼らが成し遂げたことを思えば、チームみんながこの結果に値する。チームなしに、僕のチームクルー・エンジニア・メカニックなしに、今日のこの結果はなし得なかった。だからこの結果をチームに捧げたい。明日は全力で攻めるつもりだし、決して後退しないよ!
ギュンター・シュタイナー、チーム代表
我々にとってとても良い日になった。3回目のフリー走行でのプログラムを完璧にこなし多くのことを学んだことで、8番手、10番手という予選結果を手に出来るだけのマシンをセットアップすることができた。両ドライバーをQ3に送り込むことが我々の今年の目標だったわけだが、今回それを達成することができた。チーム創設1年目にしてこれを達成できたことは素晴らしいことだよ。チームとドライバーには脱帽だ。明日我々は良いレースとなるよう努力するつもりだし、ポイント獲得は現実的だよ。
ルノー
ケビン・マグヌッセン-18位、1:33.023
今朝の3回目のフリー走行では良いペースがあったし、競争的だった。予選はそのフリー走行のコンディションにとても近かったので、良い結果を期待していたんだ。でも予選では速さを失ってしまい驚いたよ。何か他の条件が他のチームのパフォーマンスに貢献したんじゃないかと思う。データーを見てみるよ。明日の決勝をスタートすることになる今日の順位を考えると、少しばかりの雨は悪くないよね!それは横においておいても、僕らはいつものように激しく攻めるつもりだし、53週の決勝レースでは何が起こるかわからないからね。
ジョリオン・パーマー-16位、1:32.807
ともあれ嬉しく思ってる。僕らはQ2に行けると思っていたからね。ツイてないことに、Q2の最後のアタックでイエローフラッグが出てしまった。それがなければ僕は12位か13位になれると思っていたのでがっかりだよ。僕らは先週のマレーシアで19位からスタートしてポイントを獲得した。明日も同じことをやれるチャンスがあるってことだ。僕らは先週と同じように競争力があると思うし、決勝レースは長く、タイヤ戦略がモノを言う。いろんな状況が先週と似ているから、プッシュし続けてどうなるか見てみよう。
期待していたほど良い予選ではなかった。でも今日ジョリオンがQ2に進出できたのは良いことだ。今週末マシンは良く機能していたし、3回目のフリー走行は生産的だった。でもいくつかの理由によって予選では、マシンのバランスはまずまずだったにも関わらずグリップに手こずった。ドライバー二人共がグリップ不足を訴えていたので、今夜我々はそれを調べてみるつもりだ。鈴鹿サーキットで16位と18位からスタートすることは難しいレースになることを意味するし、決勝で使うことのできる3種類のタイヤによる戦略をうまく機能させる必要があることを意味する。我々としては今日と同じような天候になることを予想しているし、多少気温が低下することはあるとしても、雨はないだろうと思っている。
フォース・インディア
セルジオ・ペレス-7位、1:31.961
とても接近した予選だったね。競争的なマシンがたくさんいたし、ロマン・グロージャンと同タイムでフィニッシュしたけど、幸運にも決勝では彼の前からスタートすることになった。僕らのパフォーマンスに満足してるよ、特にQ3にはね。まわりのマシンが接近していてちょっとしたミスが順位を7位から12位へと追いやってしまうような状況だったから。でも今日僕らはチームのためにとても良い仕事をしたと思うよ。セバスチャン・ベッテルのペナルティーのために明日はひとつ上の順位からスタートすることになるけど、これは良い結果でレースを終える手助けになるだろうね。特別なことがない普通のレースになれば、いくつかのポイントを稼げると思う。戦略は明日の天候に左右されることになる。今日よりも気温が低い場合には特にね。全体的には満足してるけど、今日僕らができたのは70%くらいかな。明日は残りの30%が明暗を分けることになる。
ニコ・ヒュルケンベルグ-9位、1:32.142
今日の結果には満足してるよ。明日は良いポジションからレースをスタートすることができる。Q3の最後のアタックは本当に力強かった。だけど、最終シケインでコンマ数秒を失ってしまった。まあそれはいいんだけどコーナーからの脱出が上手くいかなかった。すべてを上手くまとめられたらもう少し良いポジションだったんだけどね。今日の中段の争いは熾烈だったので、明日も厳しい戦いになると思う。ここではトラック上での順位が大切なので、明日クリーンな奇数列からスタートできることはとても重要だよ。
ボブ・ファーンリー、チーム副代表
今日の結果は今週末を通して我々が見せ続けた速さに値する。セルジオとニコはいくつかの素晴らしいアタックをみせた。特にQ3進出を決定づけるQ2ではね。中段の争いは非常に接近していたので、二台ともがトップ10に入れたことに満足している。レースペースが良いことはわかっているので、明日は有益なポイント獲得に向けてレースに挑むよ。
マクラーレン・ホンダ
フェルナンド・アロンソ-15位、1:32.689
Q3に進出し、ポイント獲得のために競争したいくつかの力強い週末の後だけに、予選順位が15位と17位というのは良い結果ではないし、ホンダのホームグランプリということを考えれば尚更だ。今週末これまでのところ、僕らは速さを見いだせていない。高速ストレートでのパフォーマンスに苦戦し続けている。ダウンフォースとバランスの観点から最適な方法を知ることは難しい。サーキット毎で僕らのパフォーマンスは変化するように思われる。どうしてここ鈴鹿ではパフォーマンスが発揮でいないのかを調べる必要があるよ。明日は雨でも振らない限り順位を挽回しポイントを獲得するのは難しい。でも僕は明日攻め続けるつもりだよ。失うものはないからね。
ジェンソン・バトン-17位、1:32.851
とても厳しい週末だよ。金曜日に良いバランスを見つけられなかったので、今朝フェルナンド・アロンソのセットアップを試してみたんだけど、上手く機能しなかったんだ。Q1でフェルナンドと100分に3秒の接戦だったことを考えると、やれるだけのことはやれていると思うけど、酷すぎるよね。。今日のラップタイムは単純に今のぼくらの位置を反映していると思うし、それがQ1で僕が敗退した理由だよ。僕らのマシンは低速コーナーと厳しいブレーキング時にはうまく機能するけど、鈴鹿は多くの中高速コーナーと長いコーナがあることに加えてロングストレートもある。そんな場所では、僕らにとってすべてがトリッキーだよ。
エリック・ブーリエ、レースディレクター
ここ鈴鹿での15位と17位という予選結果は、明らかに失望的だよ。ホンダのホームレースだからね。そうは言っても、フェルナンドもジェンソンもうまくラップをまとめてくれた。わずか100分の数秒ほどしか差がないんだから。残念ながら今日はそのほんの少しの差がQ2に進めるか、進めずに敗退するかを決定づけた。鈴鹿は素晴らしいサーキットだ。実際ドラマチックだしチャレンジングだ。でも我々のマシンは、中高速コーナーと長いストレートを苦手としている。いつも言うように、ポイントを獲得できるよう明日は全力を尽くすよ。でも正直に言えば、おそらく高低差に苦しむことになるだろうね。
長谷川祐介、ホンダF1プロジェクトリーダー
フェルナンドの15位とジェンソンの17位という今日の予選結果には失望しています。鈴鹿サーキットは、車体とパワーユニットとが完璧なバランスでマッチしないことには順位を上げるのがとても難しいサーキットです。だから今日マシンをQ3に進出させるのは、足らないものがあったと考えています。ですが、非常に接戦ですし、Q3進出のマシンと比べて大きく引き離されているわけではありません。だからこそ我々は明日のレース戦略とマネジメントに期待をしていますし、より良い結果を目指して攻め続けます。
マノー
エステバン・オコン-21位、1:33.353
ちょっと燃料を積みすぎたよ。14コーナーでちょっとミスをしてしまい、それが原因でザウバーの前に立てなかった。彼らとは非常に接近しているし、今週末はあらゆる面で僕らの方が力強かったから、チームのみんなに申し訳なく思ってる。明日のレースでは彼らに追いつけるように頑張るよ。ここでの1コーナーと2コーナーはセパンと比べてとても難しい。ドライバーとマシンとチームとが良い仕事をしなくちゃならない。僕らはここで改善しているし傍からみているほどいつも簡単ではないけれど、レースでは上手くやれることを祈ってる。
パスカル・ウェーレイン-22位、1:33.561
昨夜ギアボックスを交換したんだ。だから僕はグリッドペナルティーを受けることになる。鈴鹿サーキットはとても好きだよ。本当に素晴らしくチャレンジングで、特に第一セクターはヤバイよ。明日はタフなレースになるだろうから、僕らには良いスタートと、最初のピットストップと何らかのチャンスがを呼び込む良い戦略が必要だね。良い結果になるよう全力を尽くすよ。
デイブ・ライアン、レースディレクター
エステバンにとっては良い一日となった。力強い予選だったし、ザウバーの前に出れそうだった。残念ながらちょっとしたミスでコンマ数秒を失ってしまった。今回のパフォーマンスは、我々がセパンから比べて改善している明らかな証だし良いことだ。チーム全体が良い仕事をしている結果だよ。残念なのはパスカルがこの改善を証明できる位置にいないことだ。昨日のトラブルのために夜通しでギアボックスを交換したことで、FP3の最後にセットアップを元に戻したんだけど、これが予選のためにならなかった。でもレースは明日だし、両ドライバーがマシンから全力を出し尽くして戦ってくれることを確信している。最後に、チームにお礼を言いたい。ここ数戦彼らは本当によくやってくれている。
彼らと働けることは本当に幸せなことだし、我々が改善していくのと同じようにどんどん良くなっている。
トロ・ロッソ
ダニール・クビアト-13位、1:32.623
予選結果にとても満足しているよ。Q1,Q2ともに良くて、正直言ってマシンから限界以上を引き出したと思うしベストを尽くしたと思う。チームはとても良い仕事をしたと思うし、マシンがうまく機能していることを確認できてるよ。彼らはこの予選結果にふさわしい。明日のレースにむけて僕らはポイント獲得できる位置にいると思う。もし天気が荒れるようなら楽しみだね。でもぼくらができることはないし、あらゆる状況を想定した準備もできてる。13番手から何ができるかみてみようよ。どんどんマシンが良くなってきているように感じるし、ますます自信がついてきてる。明日のレースが楽しみだよ!
カルロス・サインツ-14位、1:32.685
今日は僕らにとってタフな一日だったしトリッキーだったよ。CUに問題があったので3回目のフリー走行で走れなかったし、予選では多くのラップを前方にマシンがいる状態で走ることになってしまった。こういうサーキットではリズムを取り戻すのが難しいんだよね。。予選がスタートした時から、キャッチアップする必要があったし、ストレスの溜まるセッションだったよ。タイミングが悪くQ2進出を逃しかけたけど運良く進めたね。でもQ2の2回目の走行ではタイムを改善できなかったし、スプーンに入るラインを変えて突入速度を改善しようとしたんだけどミスをしてしまった。本当だったらフリー走行でやるべきことだけどね!うまくいかない一日になっちゃったけど、明日はより良い一日になることを願っているよ!ポジティブな面に目を向けると、悪い一日だったとは言え14番手につけることができたし、それはこのマシンにはもっとポテンシャルがあるってことさ。僕らには良いレースペースがある。僕らより速いチームがいくつかあるからポイントを獲得するのはタフだけど、何かが起こった時、僕らは残りの中のベストである必要があるね。
ジェームズ・キー、テクニカルディレクター
今日はもう少し上手くやれたんじゃないかと思うけど、現実的に言えばやれるだけのことはやったと思っている。昨日からの良いマシンバランスを考えると我々はとてもハッピーだけど、他のマシンほどじゃないから、低速コーナーのパフォーマンス改善のために作業していて、その結果FP3では改善がみられた。ツイてないことに、カルロスのマシンにCUの問題が出てしまって、セッション中に直すだけの十分な時間がなかったんだ。結果的に今朝の半周だけでカルロスはマシンを仕上げたんだ。ミディアムタイヤではかなりいい感じにみえたよ。でも今日のコンディションでソフトタイヤがどのように機能するか、どのように機能させればよいのかについて、予選の最初のラップだけで我々が知ることは不可能だった。両ドライバーともQ1はうまくやって、念のためダニールをセッションの最後に送り出したんだけど、彼の二回目のラップは必要なくなったからピットに入れたんだ。Q2ではあまりタイムを改善ができなかったけど、タイムロスの多くはストレートに起因したものだったんだ。結果トップ10からおよそコンマ3秒落ちで終えた。ここ鈴鹿での後半部分はストレートスピードに大きく依存する。それは我々の弱点なので、コーナリング重視のセットアップに望みを託したんだ。でも、昨日の燃料を積んだ状態でのロングランの良さと、タイヤを制限なく選べることを考えると、明日は期待できると思ってる。オーバーテイクが期待できると思われるマシンが数台我々の前にいるし、似たようなパフォーマンスのマシンが前にも後ろにもいるよね。ちょっと前にいるウィリアムズとか、後ろにいるマクラーレンとか。明日のレースを楽しみにしているし、ポイント獲得の争いができると思ってるよ。
ピレリ
ポール・ヘンリー、モータースポーツディレクター
路面温度は昨日よりも低く、これがタイヤに影響しました。昨夜の雨によって路面に乗ったラバーはすべて流れ落ちてしまいました。ソフトタイヤの素晴らしいスピードは、予選での選択として自然なものですし、Top10のドライバーは皆明日ソフトタイヤでスタートします。彼らが中古のソフトタイヤでどこまで走れるかは、戦術的観点からみてとても興味深いですし、スピードという点においてフィールド上全てでマッチしています。変わりやすい天候と低い気温が予想されていることも興味深いです。