予選後のパルクフェルメに立つポールシッターのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と2番手セルジオ・ペレス(レッドブル)、2024年4月6日(土) F1日本GP(鈴鹿サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、鈴鹿3年連続ポールも決勝は「疑問符がつく」0.066秒差…僚友ペレスの接近を許した理由

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は4月6日(土)のF1第4戦日本GPで、鈴鹿サーキットで3年連続、今季開幕4戦連続のポールポジションを獲得したが、決勝に向けては一抹の不安を抱えているようだ。

クルマを降りたフェルスタッペンは「軽い燃料で走る鈴鹿はいつだって本当に素晴らしいものがある。多かれ少なかれバランスが取れて、全力でプッシュできるようになると、それは本当に本当に良いものなんだ」と振り返った。

「おまけにクルマは毎年、良くなっていくわけだから、特に高速域では尚更にね。本当に、本当にクールなんだ。だから今日は本当に良い1日だった」

僚友セルジオ・ペレスが2番手に続いた事で、レッドブルは最前列を独占した。フェルスタッペンは昨年の鈴鹿でも後続に0.581秒差をつけポールを手にしたが、今年は僅か0.066秒差に過ぎなかった。

フェルスタッペンは自身のラップが”完璧”ではなかった理由について「ターン13以降にタイムを失い始めたんだ。ここはタイヤに凄くセンシティブなコースで、セクター1で少しハードにプッシュし過ぎると最後にタイヤがタレてしまう。僕の最終ラップはそういう感じだったから、あまり多くタイムを縮める事ができなかったんだ」と説明した。

「それにフロントタイヤが音を上げた事で、最終シケインの縁石を上手く捉える事ができなかった。理想的とは言えないラップだったけど、結果的にはこれで十分だった」

「もちろん僕はいつだって完璧にやりたいと思っているけど、それは不可能だ。運良く今日はこれで何とかなかった」

予選は僅差の争いとなった。では決勝はどうか? フェルスタッペンは、カルロス・サインツが4番手、シャルル・ルクレールが8番手に留まったフェラーリのレースペースを警戒している。

「これまでのところ、ロングランには満足していないし、ペースも望んでいたものではなかったと思う。だから、明日には少し疑問符がつく」とフェルスタッペンは語る。

「なぜなら、ロングランでは特にフェラーリが、かなり良さそうだったからね。今日のシングルラップではそれほど速くなかったかもしれないけど、ロングランは間違いなく速かった」


2024年F1日本GP予選ではマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手にセルジオ・ペレスが続いた事で、レッドブル・レーシングがフロントロウを独占する結果となった。

決勝レースは日本時間4月7日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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