角田裕毅、母国観衆を前に堂々5列目「今回は少しプレッシャーが…」決勝に向けてはリカルドとのW入賞にも期待
4月6日(土)のF1日本GP公式予選で、3戦連続のQ3進出を果たして10番グリッドを確保した角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、これまで以上にプレッシャーを感じた母国予選だったと明かした。
この日の鈴鹿サーキットには数万人規模の熱狂的なファンが詰めかけた。角田裕毅は自身通算3回目となった母国でのグリッド争いで、これ以上望みようもない好結果を残した。
レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、アストンマーチンの上位5チームは、RBが属する中団から遠く離れた位置にいる。”トップ10”の壁の高さは尋常ではない。
今回はフェルナンド・アロンソが5番手を刻んだ一方、アストンの僚友ランス・ストロールがQ1敗退を喫したため、トップ10枠の一つが空く事となった。角田裕毅はこれを逃さなかった。
「正直なところ、今回は少しプレッシャーを感じているのですが、それでもQ3に進出する事ができました」と角田裕毅は振り返る。
「楽ではありませんでした。バランスに苦労してしまい、予選自体は予想していた以上に大変でした」
同じVCARB 01をドライブするダニエル・リカルドが11番手に続いた事で、角田裕毅はポイント獲得の可能性が高まったと考えている。
「チームとして素晴らしい仕事ができました。ダニエルがすぐ後ろにいるので、ポイント獲得に向けて戦略や何かで色々やれると思います」と角田裕毅は指摘した。
「明日のレースでは兎に角、できることは何でもするつもりです」
「アストンの一台が…何があったのかは分かりませんが、後方に沈んだので、たとえ1ポイントであっても大きいですし、獲得できるよう手を尽くしてきます」
「2台揃ってポイントが取れれば完璧ですね」
2024年F1日本GP予選ではマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手にセルジオ・ペレスが続いた事で、レッドブル・レーシングがフロントロウを独占する結果となった。
決勝レースは日本時間4月7日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。