先輩の佐藤琢磨とガッチリ握手を交わすトロロッソ・ホンダの山本尚貴、2019年F1日本GPにて
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ホンダF1田辺TD、山本尚貴の仕事ぶりを評価「F1で日本人ドライバーと仕事ができ嬉しかった」F1日本GP《初日》

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ホンダF1の田辺豊治テクニカル・ディレクターが、10月11日(金)に行われたF1第17戦日本GP初日プラクティスを振り返った。ホンダ勢は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3番手で初日を締め括り、メルセデスを捕まえるには至らなかったものの、フェラーリを抑えきっている。

Pos Driver Team Time Gap Laps
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:28.066 +0.281 24
6 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:28.402 +0.617 34
9 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1:29.354 +1.569 34
12 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1:29.512 +1.727 35

トロロッソ・ホンダの2台も悪くない。ピエール・ガスリーは9番手に入れ込み、ダニール・クビアトも12番手と、トップ10を射程に捉えた。ただし、前に立ちはだかるマクラーレンのレーシングポイントは全く侮れない。

午前10時から行われたFP1では、山本尚貴がF1デビュー走行を果たし、経験豊富なクビアトに0.098秒に迫るパフォーマンスを刻んだ。

ホンダ:F1日本GP初日を終えて

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

Hondaのホームであるここ日本、鈴鹿サーキットで、多くのファンの皆さんを前に、レースができることを嬉しく思っています。台風の接近により、明日のFP3と予選がキャンセルされることから、FP2では、日曜に開催される予選及びレースに向けたセットアップを前倒しで実施しました。

日本グランプリを楽しみにしていたファンの皆さんにとって、明日のキャンセルは非常に残念なことだと思います。我々、ホンダメンバーも同じ気持ちです。ただ、皆さんの安全を優先しての決定ですので、ご理解いただければと思います。

今日のセッションでは、良い手応えを感じる事ができましたので、日曜の予選・決勝に向けて、念入りに準備をしたいと思っています。

FP1では、山本尚貴選手がレッドブル・トロロッソ・ホンダのマシンで走行しました。山本選手にとっては初めてのF1でのドライブでしたが、エンジニアに的確なフィードバックを行い、任された役割を確実に遂行してくれました。個人的にも、F1で日本人ドライバーと一緒に仕事ができたことを嬉しく思っています。


12日土曜に予定されていた2019年F1日本グランプリ3回目のフリー走行は、台風19号の影響で中止となり、公式予選は13日(日)午前10時開始へと延期され、午前11時までの1時間に渡って鈴鹿サーキットで開催される。

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