3番手フェルスタッペン「エッソの新燃料でホンダのエンジンパワーが向上」F1日本GP《初日》
F1第17戦日本GP初日プラクティスを3番手で締め括ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは「エクソンモービルの新型燃料でホンダのエンジンパワーが向上している」との認識を示し、前向きな手応えを掴んでいることを窺わせた。
レッドブル・ホンダの燃料サプライヤーであるエクソンモービルは、ホンダのお膝元鈴鹿でのレースに向けて、スペック4エンジン用に開発された新しい燃料を持ち込んだ。同社のモータースポーツ技術マネージャーを務めるデビッド・ツルサキは、その改善レベルについて具体的な言及を避けたものの、フェルスタッペンは明らかにその違いを感じているようだ。
エッソの新型燃料でエンジンパワーが向上
マックス・フェルスタッペンFP2: 3位, FP1: 5位
出だしの時点では、完璧に満足できるようなマシンバランスじゃなかったんだけど、FP1からFP2にかけて大幅に改善させる事が出来た。午後のセッションのラップタイムを見れば一目瞭然でしょ? とは言え、まだ改善しなきゃならない部分は残っているし、なんと言ってもメルセデスは凄く手強そうだ。まあ、鈴鹿の特性を考えればビックリすることじゃないけどね。
そうは言っても、僕らは今朝のセッション以降、大きくリカバリー出来たし、エクソンモービル製の新しい燃料によってエンジンパワーも向上してるみたいだから、本当に前向きだよ。
まだ金曜日が終わっただけだし、ハッキリとした勢力図は分からないけど、もし日曜の予選が実施できない場合は、今回のFP2のタイムでグリッドポジションが決まる事もあって、FP2では誰もがいつも以上に激しく攻めていたね。
明日は台風の影響で走れないけど、その反面、データを分析する時間が丸1日あるって事だし、僕は他のドライバー何人かと一緒にサッカーゲームのトーナメントをやる予定なんだ。
予選が日曜日に変更されるわけだけど、僕としては何かアプローチを変えるわけでもないし、天気に関しては誰にもどうにも出来ないわけだから、日曜がどういう状況になるのかをただ見守るだけさ。
初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMG。バルテリ・ボッタスがトップタイムを刻み、ルイス・ハミルトンが0.1秒遅れの2番手タイムでクルマを降りた。
12日土曜に予定されていた2019年F1日本グランプリ3回目のフリー走行は、台風19号の影響で中止となり、公式予選は13日(日)午前10時開始へと延期され、午前11時までの1時間に渡って鈴鹿サーキットで開催される。