9月1日に開催された2018 FIA F1世界選手権第14戦イタリアGP予選でのドライバー・チーム別スピードトラップとセクター別最速ラップタイムをまとめる。

スピードトラップ

超高速のモンツァ・サーキットのスピードトラップは、ターン1の212m手前の地点で観測される。最高速を叩き出したのはマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。時速346.4kmを記録しトップに立った。スリップストリームが与える影響が甚大なモンツァの特徴が如実に表れる結果となった。

アロンソはQ2最後のアタックでタイム更新する事を諦め、ケビン・マグヌッセンとターン1で並びかけるインシデントを引き起こした。他車がみなラップタイム更新を目指し、ラップ中に前走車に追いつかない程度にスリップを使ったのに対して、アロンソは唯一人、パラボリカの進入からマグヌッセンのリアにベタ付け。トウを最大限に利用した。つまり、アロンソのデータは他車との比較においては除外すべき”ノイズ”であるという事だ。

イレギュラーなご祝儀マクラーレンを除いてチーム別に最高速度を見てみると、フォースインディア、メルセデス、フェラーリ、メルセデスの常連がトップ3。トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが時速340.1kmを記録し、ルノーに次いで5番目の速度を記録した。

なお、アスカリシケイン手前の地点での計測では、1位フォースインディア、2位フェラーリ、3位メルセデスの上位は変わらず、マクラーレンはザウバーに次いでの下から2番目。トロロッソ・ホンダはハースとレッドブルに続く6番手であった。

セクター別最速ラップタイム

上位4台の中でセクター別自己ベストをつなぎ合わせたのはキミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテル、バルテリ・ボッタスの3名。ルイス・ハミルトンだけは全セクターを完璧にまとめられなかった。

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