2018年仕様のホンダ製F1パワーユニットRA618H
Courtesy Of Honda

2019年 F1第14戦イタリアGP:パワーユニット投入状況 / ホンダとフェラーリ、マクラーレンが交換…3台が降格

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FIA国際自動車連盟の正式発表を元に、2019シーズンF1第14戦イタリアGP初日FP1開始時点における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

カレンダー最速のモンツァに先立って、ホンダとフェラーリが前戦スパに続きアップグレード版の新型V6エンジンを投入。また、ベルギーGP決勝のファイナルラップでエンジントラブルに涙を飲んだマクラーレンのランド・ノリスが、ルノーの新型スペックCの封を切った。

ホンダは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとトロロッソのピエール・ガスリーのパワーユニット一式全てを交換。フェラーリはセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが共に、ICE=内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hの3つのエレメントを新たに搭載した。また、ノリスはCE=コントロール・エレクトロニクスを除く計5つのコンポーネントの封を切った。

フェラーリの2台は年間上限基数に達していないが、フェルスタッペン、ガスリー、ノリスの3名はグリッド降格ペナルティを受け、日曜のレースを最後尾からスタートする事になる。

1.6リッターV6ハイブリッド・ターボ導入6年目の今年は、ICE、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE、MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

F1イタリアGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 3 3 3 2 2 2
Mercedes バルテリ・ボッタス 3 3 3 2 2 2
Ferrari セバスチャン・ベッテル 3 3 3 2 2 3
Ferrari シャルル・ルクレール 3 3 3 2 2 2
RBR Honda マックス・フェルスタッペン 4 4 4 3 3 3
RBR Honda アレックス・アルボン 4 4 4 3 3 3
Renault ダニエル・リカルド 5 4 4 3 3 3
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 6 4 4 3 2 3
Haas Ferrari ロマン・グロージャン 3 3 3 2 2 2
Haas Ferrari ケビン・マグヌッセン 3 3 3 2 2 3
McLaren Renault カルロス・サインツ 5 4 4 4 4 3
McLaren Renault ランド・ノリス 4 4 4 4 4 3
Racing Point Mercedes セルジオ・ペレス 3 3 3 2 1 1
Racing Point Mercedes ランス・ストロール 4 4 4 2 1 1
Alfa Romeo Ferrari キミ・ライコネン 3 3 3 2 2 2
Alfa Romeo Ferrari アントニオ・ジョビナッツィ 4 4 4 2 2 4
Toro Rosso Honda ダニール・クビアト 5 5 5 4 3 3
Toro Rosso Honda ピエール・ガスリー 6 5 5 5 3 3
Williams Mercedes ジョージ・ラッセル 3 3 3 2 3 3
Williams Mercedes ロバート・クビサ 3 3 3 2 1 1

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