メルセデスF1エンジン PU106A Hybrid (2014)copyright Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

2018年 F1第14戦イタリアGP:パワーユニット投入状況 / ルノー、高負荷のモンツァにリスキーな新エンジンを投入

  • 最終更新:

2018年F1第14戦イタリアGP開幕前(8月30日12時現在)における各ドライバー毎のパワーユニット使用状況を以下にまとめる。

カレンダー屈指のパワーサーキット、スパ・フランコルシャンで行われたベルギーGPでは、フェラーリとメルセデスが新型エンジンを投入。ルノー勢も3台が新しいICE=内燃機関に積み替えた。この結果、ニコ・ヒュルケンベルグとバルテリ・ボッタスのICEが4基目に達し、決勝でグリッド降格ペナルティを受けた。

ホンダの猛追を受けさらなる改善を急ぐルノー・スポールは、今週末のモンツァで開発中の最新スペックCエンジンを投入。レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが先行搭載する。ルノーによれば、スペックC型は1周あたりコンマ3秒のゲインが得られる一方で信頼性の確保が十分でなく、現行型と比較して故障のリスクが高いという。

新エンジンの投入によってリカルドは、日曜の決勝をグリッド後方からスタートする見通しであるが、金曜のフリー走行での”出来”次第では、マックス・フェルスタッペンのマシンにも同じ最新版が搭載される可能性がある。コンストラクターズ単独3位を独走するレッドブルであればこそ取れるリスクと言える。

とは言え、イタリアGPの舞台モンツァは、エンジン全開率が高い上に冷却が厳しく、マシンやエンジンへの負荷が他のサーキットと比較して大きい。昨年は計4台がマシントラブルによってリタイヤを強いられており、信頼性のリスクは負いたくないところ。立て続けのブローでストック不足にでもなれば、目も当てられない。

ハイブリッド・ターボ導入5年目の今年はエンジン交換に関する規約がより厳格化され、
ICE(内燃機関)、TC(ターボチャージャー)MGU-Hが年間3基、ES(バッテリー)、CE(コントロールエレクトロニクス)MGU-Kが年間2基までに制限され、これを越える交換を実施した場合はグリッド降格ペナルティが科せられる。

F1イタリアGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
Mercedes ルイス・ハミルトン 3 3 3 2 2 2
Mercedes バルテリ・ボッタス 4 4 4 3 3 3
Ferrari セバスチャン・ベッテル 3 3 3 2 2 2
Ferrari キミ・ライコネン 3 3 2 2 2 2
Red Bull ダニエル・リカルド 3 3 3 3 3 3
Red Bull マックス・フェルスタッペン 2 3 2 3 2 2
Force India セルジオ・ペレス 3 3 3 2 2 2
Force India エステバン・オコン 3 3 3 2 2 2
Williams ランス・ストロール 3 3 3 2 2 2
Williams セルゲイ・シロトキン 3 3 3 2 2 2
Renault ニコ・ヒュルケンベルグ 4 5 4 3 3 3
Renault カルロス・サインツ 4 4 4 3 3 3
Toro Rosso ブレンドン・ハートレー 6 5 5 5 3 3
Toro Rosso ピエール・ガスリー 5 5 5 4 3 3
Haas ロマン・グロージャン 3 3 3 2 2 2
Haas ケビン・マグヌッセン 3 3 3 2 2 2
McLaren フェルナンド・アロンソ 3 3 3 3 2 2
McLaren ストフェル・バンドーン 4 4 4 3 3 3
Sauber マーカス・エリクソン 3 3 3 2 2 2
Sauber シャルル・ルクレール 3 3 3 2 2 2

F1イタリアGP特集