ホームレースとなるイタリアGPでのファンイベントに参加したトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー
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トロロッソ、決勝に大きな期待「トップスピードが改善、ロングランにも自信あり」

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1日土曜に行われたF1第14戦イタリアGP予選セッションを終えて、スクーデリア・トロロッソのジョナサン・エドルズ主任レースエンジニアが一日を振り返り、決勝に向けての豊富と見通しを語った。

トロロッソ・ホンダ勢は、苦戦が予想されたパワーサーキットのモンツァでピエール・ガスリーが驚きのQ3進出を果たし9番手を獲得。一方のブレンドン・ハートレーは僅か100分の5秒差でQ1ノックアウトを喫し18番手に終わった。

セッションを振り返ったエドルズは、対照的な結果に終わった二人のドライバーの想いに寄り添い「ちょっと複雑な気分」と語りながらも、地元ファンを沸かせたガスリーの走りを称賛。また、昨夜に施したセットアップ変更によってトップスピードが改善している事を明かし、日曜の決勝レースに期待感を示した。

トップスピードが改善、ロングランにも自信あり

ジョナサン・エドルズチーフレースエンジニア

少し複雑な気持ちだよ。難しいと予想していたモンツァで、またもピエールがすばらしい走りを見せ9番グリッドを獲得してくれた一方、残念ながらブレンドンは僅か0.05秒差でQ2進出を逃してしまったからね。

予選Q1は、誰もがみんな他のマシンのスリップストリームを使おうとして率先して先頭を走らなかったから難しいセッションだったよ。ピエールは終盤にすばらしいラップを走ってQ2へ進出してくれた。Q2も同じようにスリップストリームを使うのが難しく接戦だったわけだけど、ここぞという走りを見せたピエールが0.002秒の差でQ3進出を決めてくれた。

Q3ではパッケージの性能を全て出し尽くせたし、ラップも凄く良かった。昨日から今日にかけて行ったセッティングの調整が上手くいって、ストレートスピードが改善していたし、ドライバーたちもマシンバランスにかなり満足していた。

金曜日のロングランに手応えを感じているから、明日のレースには期待してるんだ。予選結果に大喜びの地元ティフォシたちの歓声をピットウォールで聞いた時は、本当にうれしかった。昨日の悪天候に耐えてくれた熱心なファンに報いるような予選になったと思う!


ポールポジションは母国フェラーリのキミ・ライコネン。2番手に僚友セバスチャン・ベッテルが続きフェラーリがお膝元モンツァで18年ぶりにフロントロウを独占した。3番手にはメルセデスのルイス・ハミルトンが続く結果となった。

2018年F1第14戦イタリアグランプリ決勝レースは、日本時間9月2日(日)22時10分から行われ、1周5,793mのモンツァ・サーキットを53周する事で勝敗を決する。

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