ピエール・ガスリー、中団の混戦を攻略「トロロッソの母国で9番手なんて最高すぎる」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、9月1日土曜に開催されたF1イタリアGP予選で最終Q3ラウンドに進出し9番手を獲得。苦戦が予想された超高速のモンツァで中団グループの混戦を制し、チームの母国GPでトップ10に入る大金星を上げた。
予選Q1の最終アタックでタップタイムを一気に上げたガスリーは12番手でQ2に進出。Q3進出をかけて臨んだQ2では、フェルナンド・アロンソ(Mclaren)とケビン・マグヌッセン(Haas)との間に軽微なインシデントが発生。両者がタイムを更新できなかった事に助けられ、10番手でこれを突破した。
ポールポジションを争うQ3では、1回目のランを中古のスーパーソフトで走行。新品を履いた2回目のランに全てを託し、1分21秒350の自己ベスト。ウィリアムズのランス・ストロールを抑えて見事9番手を獲得した。
トロロッソの母国で9番手なんて最高すぎる
ピエール・ガスリー予選: 9位, FP3: 12位
予選が始まる前はQ2進出すら怪しいなって思ってたのに、Q3にまで進めたんだから本当に信じられないよ!予選では全てが超上手くいってくれたんだ。9番手からスタートするなんて最高すぎるよ。
前のマシンとのギャップを適切に保った事でスリップストリームの効果を最大限に活かせたし、今シーズンのベストラップだったと思う。9番手はベストリザルトに違いないし、それをトロロッソの母国レースで達成できたんだから夢みたいだよ。
昨日の段階ではマシンの感触は最高とは言えない状態だったけど、昨夜の間に上手く改善できて、今はかなり良い感じに仕上がってるよ。今日は取り敢えず仕事の半分が終わったってだけだから、もう半分を明日やり遂げてみせるよ。
モンツァはターン1までの距離がすごく長しかなり接近したレースになるだろうから、明日はスタートを確実に決めて、その後は適切なタイミングで良いポジションをキープしながら走る事が必要になる。
上位からのスタートだからアクシデントに巻き込まれるリスクは少ないと思うけど、トラブル無くスタートして良い位置につけ、その後は限界までプッシュしてみるよ。
ポールポジションは母国フェラーリのキミ・ライコネン。2番手に僚友セバスチャン・ベッテルが続きフェラーリがお膝元モンツァで18年ぶりにフロントロウを独占した。3番手にはメルセデスのルイス・ハミルトンが続く結果となった。
2018年F1第14戦イタリアグランプリ決勝レースは、日本時間9月2日(日)22時10分から行われ、1周5,793mのモンツァ・サーキットを53周する事で勝敗を決する。