フェルスタッペン「心配してない」好調フェラーリ意に介さず、決勝での挽回に向け上々の滑り出し
フェラーリが両セッションを制した9月9日(金)のF1イタリアGP初日プラクティスを終えてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2日目に向けて改善が必要な箇所がある事を認める一方、ライバルの好ペースについては「心配してない」と意に介さなかった。
モンツァはフェルスタッペンが支配的な強さを誇った2週間前のスパ・フランコルシャンと同じく、カレンダー屈指の低ダウンフォース・コースとして知られる。
レッドブルは比較的オーバーテイクが容易と見られるフェラーリのお膝元で2台のマシンに新たなICE(内燃エンジン)を搭載した。この結果、フェルスタッペンは5グリッド降格を受ける。
一方のフェラーリもカルロス・サインツがパワーユニットとギアボックス交換によって最後尾スタートとなる事が決まっているため、フェルスタッペンの対抗馬はFP1でトップタイム、FP2で3番手タイムを刻んだシャルル・ルクレール1台のみという状況だ。
確かにフェラーリはティフォシに希望を与えるパフォーマンスを発揮しているものの、レースペースではレッドブルが1周あたりコンマ2秒程の差をつけている。
「心配してない」好調フェラーリを意に介さず
マックス・フェルスタッペン
FP2: 2位 / 1分21秒807
FP1: 5位 / 1分22秒840
今日のクルマはかなり良い感じだった。FP1からFP2にかけて幾つか変更を加えてみたんだけど、上手くいったものもあれば、そうでないものもあった。
ロングランでの僕らは悪くなさそうに見える。当然、これはレースにおける最も重要なポイントだ。
日曜に5グリッド降格ペナルティを受ける事を踏まえて、今日は精力的にロングランに取り組んだ。全て上手くいったように見える。
まだ幾つか改善できる部分はあるけど、チャンスは十分にあると思う。フェラーリも良さそうに見えるけど僕はそれについて心配していない。
とは言え、幾つか仕上げていかなきゃならない部分がある。
F1イタリアGPのFP2をトップで締め括ったのはカルロス・サインツ(フェラーリ)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.143秒差で退けた。3番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続く結果となった。
2022年F1イタリア・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月10日(土)20時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。