モンツァのパドックを歩くトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアト、2019年F1イタリアGPにて
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トロロッソ・ホンダ「STR14の挙動はかなり良好」ガスリーもマシンに順応

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トロロッソ・ホンダは、9月6日(金)に行われたF1第14戦イタリアGP初日2回目のプラクティスで、ピエール・ガスリーが7番手、ダニール・クビアトが10番手タイムを刻み、2台揃ってトップ10に入れ込んだ。

ウェットとドライが混在したFP1では、リアウィングのダウンフォースレベルに関する比較テストを実施。ドラッグとトップスピード、そしてラップタイムとの関係の最適化に努めたが、マシンバランスは良好で、FP2に向けてセットアップを大幅に変更する事はなかった。

チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「STR14にとっては涼しいコンディションの方が有利」と語り、予選及び決勝で気温が上がらない事を祈った。予選が行われる土曜日は概ね24℃程度まで気温が上がる見込みで、初日よりも暑くなりそうだが、日曜は雨の予報が出ており、最高気温は21℃程度に収まる見通しだ。

トロロッソ・ホンダ:F1イタリアGP初日

ピエール・ガスリーFP2: 10位, FP1: 6位

かなり走り込めたし、その意味では良い初日だったと思う。マシンにもかなり慣れてきたしね。午前のセッションはウエットタイヤで幾らか走行し、いつもとは違うことを試せた。僕とってはこのクルマでの初めてのウェットだったわけだけど、良い感触が掴めて良かった。

初めてドライで走ったFP2では7番手タイムをマークできたから、かなりポジティブだと言って良いと思う。僕らのロングランペースは強力に見えるし、良い感じだ。決勝は後方からスタートする事になるけど、今のところマシンには満足してる。もう少しペースを見つけ出せれば、ワクワクするようなレースができるはずだ。

ダニール・クビアトFP2: 7位, FP1: 10位

たくさんのマイレージを稼げたし、まずまずの金曜だったと思う。計画していたプログラムは全て消化できたし、クルマの挙動もかなり良好だ。明日に向けて更にパッケージの最適化を突き詰められると思うし、どの位のパフォーマンスを追加で絞り出せるか楽しみだ。

今日のセッションには概ね満足している。更にマシンを改善させるために、今夜は頑張って良い仕事をしなきゃね。


初日をトップで締め括ったのは地元フェラーリのシャルル・ルクレール。2番手メルセデスのルイス・ハミルトンを100分の7秒差で退けた。3番手にはコンマ2秒遅れでセバスチャン・ベッテルが続いた。

2019年F1イタリアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月7日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。

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