ホンダエンジン搭載のデイル・コイン・レーシング51号車をドライブする佐藤琢磨、2022年2月24日インディカー・シリーズ開幕セント・ピーターズバーグにて
Courtesy Of Penske Entertainment

佐藤琢磨「不安と期待が入り混じるレースだった」追突の不運乗り越えインディカー200戦の節目で12台抜き

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デイル・コイン・レーシング移籍後の初戦、2月27日のインディカー・シリーズ開幕セント・ピーターズバーグ決勝レースを終えた佐藤琢磨は「不安と期待が入り混じるレースだった」と語った。

佐藤琢磨は今年、4シーズンに渡って在籍したレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングを離れ、デイル・コイン・レーシング with RWRへと移籍した。

デイル・コイン・レーシングの佐藤琢磨、2022年2月25日インディカー・シリーズ開幕セント・ピーターズバーグにてCourtesy Of Penske Entertainment

デイル・コイン・レーシングの佐藤琢磨、2022年2月25日インディカー・シリーズ開幕セント・ピーターズバーグにて

慣れないチーム、新しいエンジニアと共に臨んだ2022年シーズンの初戦は、2010年3月14日のサンパウロ・インディ300から数えてシリーズ通算200戦目の節目のレースとなった。

予選を前にした週末2回目のプラクティスでは、ロマン・グロージャン(アンドレッティ・オートスポーツ)に追突され走行時間を大きく失った。レッドタイヤを試せず、データもセットアップ作業も不十分なままに臨んだ予選ではQ1敗退を喫し、全26台中22番手と大きく出遅れた。

だが、決勝を前にした最後のプラクティスでクルマを作り上げて10番手タイムをマーク。タイヤのデグラデーションを利用せずしてオーバーテイクが困難な状況の中、100周に渡る決勝レースでは巧みな燃費走行でピット回数を最小限に抑え、コンパウンドの別に関わらず安定的なペースを発揮。12ポジションアップの10位フィニッシュを果たしてみせた。

暑くハードなレースを終えレーシングスーツを脱いだ佐藤琢磨は「デイル・コインに移籍して初めてのレースであると共に、僕個人にとっては皆さんの応援のおかげで200戦目という節目のレースでもありました」と今季の初戦を振り返った。

「不安と期待が入り混じる中でのレースとなりましたが、予選はあまり上手くいかず22番手からのスタートでした」

「今日はある意味、荒れない展開のレースで順位を上げるのが難しかったのですが、スタートから積極的に攻めていきましたし、結果的にトップ10フィニッシュできたので凄く良かったと思います」

「チームのみんなもピットストップをよく頑張ってくれましたし、作戦的にも燃料が本当にギリギリでしたが、力強く最後まで走れましたのでとてもハッピーです」

佐藤琢磨駆る51号車の給油とタイヤ交換を行うデイル・コイン・レーシング、2022年2月27日インディカー・シリーズ開幕セント・ピーターズバーグ決勝レースにてCourtesy Of Penske Entertainment

佐藤琢磨駆る51号車の給油とタイヤ交換を行うデイル・コイン・レーシング、2022年2月27日インディカー・シリーズ開幕セント・ピーターズバーグ決勝レースにて

「次戦以降はもっと前からスタートできるように、そして今シーズンはデイル・コイン・レーシングと共に良い走りができるよう頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」

不運と不安を乗り越え掴んだ移籍後初レースでの大逆転10位。佐藤琢磨は満足感に満ちた表情を浮かべた。第2戦テキサスは3月20日に決勝レースが行われる。