レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨、セントピーターズバーグにてcopyright RLLracing

佐藤琢磨、シリーズチャンピオン獲得に向け好発進!「文句なしの結果」開幕セント・ピーターズバーグ予選

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レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、念願のシリーズチャンピオン獲得に向けて、5番手グリッドから開幕セント・ピーターズバーグの決勝レースに挑む。

10日の予選でポールポジションを獲得したのはカナダ出身の28歳ロバート・ウィッケンズ。シュミット・ピーターソン・モータースポーツから今年デビューしたばかりの新人ルーキーが見事な腕を見せた。新人とは言え、かつてはF1入を囁かれ、ドイツツーリングカー選手権(DTM)でしのぎを削ってきたトップドライバー。雨のために刻々と変化する難しい路面コンディションを見極め、2番手ウィル・パワーに0.0703秒の差をつけた。

琢磨は金曜日のスタートからライバル勢に対して遅れを取った。マシンのセッティングが上手くいかず厳しい週末を過ごしながらも、予選ではタイヤ性能をフルに引き出しファイナルステージへ。最終アタックでは悪天候を予想したマシンセッティングが合わず、5番手でセッションを終えた。

「予選を楽しむことができました」と琢磨。「見ての通り、とても難しいコンディションでの予選になってしまいました。もう少し前のグリッドを確保できたら良かったんですが、今日のパフォーマンスと結果には文句ありません。トップ6に入れましたし、決勝レースに向けて良いグリッドが得られたと思います」

「チームのスタッフ全員が、難しいコンディションに見事な対応をしてくれました。コースへと送り出すタイミングも完璧でしたし、フロントローも狙えた状況だっただけに悔しい部分もあります。ですが、大切なことは明日のレースで力強い走りができるマシンを作り上げる事だと思います。僕らにはそれができていると思います」

佐藤琢磨は今年、悲願のシリーズチャンピオン獲得を目指すため、インディ500制覇の大成功を収めたアンドレッティを離れる事を決断、古巣レイホールに移籍した。チームオーナーのマイケル・アンドレッティは、琢磨離脱の経緯を次のように語った。

「本当に残念なことだよ。彼のマネージャーは他のプランを持っており、彼はレイホールに戻る事を望んでいた。我々は琢磨がチームにいることに満足していた。彼だってチームに絆を感じていたはずさ。でも我々は彼を留めておくためのチャンスを得る事ができなかったんだ」

レイホールを選んだ理由として琢磨は、全車共通のユニバーサル・エアロ・パッケージの導入をあげる。空力面での性能差がなくなりダウンフォースが減少するとなれば、重要なのは車体の足回り。レイホールにはその確かな腕があるのだという。琢磨は、チームの雰囲気も申し分ないと語る。

「自分のホームだと感じています。2012年当時の仲間達が何人かいますし、常にボビーは僕を本当に支えてくれています。僕がチームを去ってから多くの新しい顔ぶれが加入し、かなり時間も経ちましたが、素晴らしいチームである事に変わりありません。大好きですし、既に準備は万端です。グラハムと密接に連携し、知恵を絞りながら取り組んでいます。楽しんでいますよ」

インディ500の2連覇よりもシリーズチャンピオン獲得に照準を定めた佐藤琢磨。大注目の開幕セントピーターズバーグ決勝レースは、日本時間3月11日(日) 25時からGAORA SPORTSで生放送される。視聴には、スカパーひかりTVとの契約が必要となる。

セント・ピーターズバーグ予選順位結果

トップ10台とホンダ勢の予選結果は以下の通り。

Pos. No. Driver Engine Time
1 6 ロバート・ウィッケンズ Honda 1’01.6643
2 12 ウィル・パワー シボレー 1’01.7346
3 4 M.ライスト シボレー 1’01.7631
4 20 J.キング シボレー 1’01.7633
5 30 佐藤琢磨 Honda 1’01.8821
6 28 ライアン・ハンターレイ Honda 1’02.0385
7 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 1’00.9986
8 88 ギャビー・チャベス シボレー 1’01.1191
9 9 スコット・ディクソン Honda 1’01.6527
10 14 トニー・カナーン シボレー 1’01.7213
12 27 アレクサンダー・ロッシ Honda 1’07.0377
14 18 セバスチャン・ブルデー Honda 1’00.9587
15 26 ザック・ヴィーチ Honda 1’00.4585
17 10 エド・ジョーンズ Honda 1’00.5009
18 98 マルコ・アンドレッティ Honda 1’01.3013
19 60 ジャック・ハーヴェイ Honda 1’01.0270
22 19 クラマン・デメロ Honda 1’01.8567
24 15 グレアム・レイホール Honda 1’04.0990