決勝レース前最後のプラクティス、カーブデーのセッションに臨むインディカードライバー達、2022年5月27日インディ500最終プラクティスにて
Courtesy Of Penske Entertainment

インディカー、新型2.4リッターエンジン導入計画を棚上げ

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NTTインディカー・シリーズは米国現地12月6日(火)、2024年に予定していた新型2.4リッターV6ツインターボ・ハイブリッドエンジンの導入を「一時中止」した事を明らかにした。

ただハイブリッドへの移行計画は継続される。インディカーはイルモア、シボレー、ホンダとの合意の下、エネルギー回生システムを組み合わせるエンジンを現行の2.2リッターV6ツインターボへと変更。これを2024年に導入する決定を下した。

インディカーは当初、2022年に2.4リッター新型ハイブリッドを導入する予定であったものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックとグローバル・サプライチェーン上の課題により2度に渡って延期してきた経緯がある。

将来的な導入の可能性及びその時期を含め、開発が続けられてきた2.4リッターエンジンの行方、そして実績ある現行エンジンを続投させるという計画変更の理由については明らかにされていない。

2.4リッターハイブリッドに関してはホンダが10月末に初のテストを実施したものの、シボレーはこのテストに参加しなかった。

シリーズの代表を務めるジェイ・フライは声明の中で「ホンダとシボレーが供給する2.2リッターのインディカー・エンジンは世界で最も競争力あるレースをお膳立てしてきた」と語った。

「現行エンジンよりも馬力が増加する2024年のハイブリッドエンジン・パッケージは更なる興奮を与えてくれるだろう」