
わずか60分という試練…それでも「待ち望んでいた機会」と折原GM、ホンダ新スペックPU投入でさらなる前進へ
ホンダ・レーシング(HRC)の折原伸太郎トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフ・エンジニアは、2026年F1第12戦オランダGPを「待ち望んでいた機会」と評し、新型パワーユニット(PU)の投入を通じて「さらに前進」していきたいと力強い意向を示した。
ホンダは追加開発・アップグレード機会制度(ADUO)を利用し、ザントフォールト・サーキットで今季初にして唯一の新スペックPUを投入する。内燃エンジン(ICE)を中心に改良が施されたこの新たなPUは、7月末のフィルミング・デーで初めてAMR26に搭載され、コースを実走した。
折原TGMは、新スペックPUが投入される今週末のオランダGPを「重要な一戦」と位置づけたうえで、「これは、HRC SakuraがHRC UK、そしてアストンマーティンF1チームと一体となって、集中的に取り組んできた成果です」と述べた。
オランダGPではスプリント形式が採用されるため、週末を通じたプラクティスは金曜日のフリー走行1回目(FP1)のみとなる。セッションはその後、スプリント予選へと進み、土曜日にはスプリント・レースと本予選が行われる。
折原TGMは、わずか60分間という限られた練習走行の中で新たなパッケージを評価し切ることは「大きなチャレンジ」であると認めつつも、「私たちにとっては待ち望んでいた機会でもあります」と意欲を示した。
アストンマーティンは直近の第11戦ハンガリーGPで、軽量化と広範な空力変更を含む今季初のアップデートをAMR26に投入。フェルナンド・アロンソが今季初めてQ2進出を果たした。ザントフォールトではホンダの新スペックと並び、車体側に第2弾改良が投入される予定だ。
折原TGMは「前戦ハンガリーGPでは、車体のアップデートによる前進を確認できました。ここに新スペックのパワーユニットが加わることで、シーズン後半に向けてチームとともにさらに前進できるようにしたいと考えています」と語り、後半戦での更なる巻き返しに期待を寄せた。