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ホンダF1、フランスGP初日に故障したハートレーのエンジンを全交換…グリッド降格ペナルティが確定
ホンダF1は23日土曜、ブレンドン・ハートレー車の計6つの全エンジンコンポーネントを交換した事を明らかにした。ハートレーはF1第8戦フランスGP金曜2回目のフリー走行終盤に突如失速。パワーユニットのトラブルに見舞われた。
レギュレーションで許可された上限数を超えるエンジン交換となるため、ハートレーにはグリッド降格ペナルティが科され、予選順位にかかわらず日曜の決勝レースでグリッド後方からのスタートを強いられる事となる。
問題の発生と同時に、ホンダは速やかに調査を開始。不具合を抱えたエンジンは更なる調査のために、問題が発生した金曜の夜に日本のPU開発拠点である”HRDさくら“へと送られた。
新たに投入されたのは、ICE(内燃機関)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エネルギーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE)の全てのPUコンポーネント。前戦カナダGPに持ち込まれた最新仕様のものだという。今シーズンは規約が厳格化され、マシン1台が一年間に使用できるエンジン数は、昨シーズンまでの4基から3基以下に削減。ハートレーには大量降格が言い渡される見通しだ。
ハートレーは序盤7戦を終えて入賞僅か1回の1ポイント。アゼルバイジャンGPの10位フィニッシュのみとなっており、ドライバーズランキングで18位と苦しんでいる。一方でチームメイトのピエール・ガスリーは18ポイントを獲得し11位。今週末も厳しいレースを強いられる事になりそうだ。