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ブレンドン・ハートレー、精密検査のためヘリで病院に搬送。F1カナダGPでストロールとクラッシュ
トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、6月10日のF1カナダGP決勝レースのオープニングラップでクラッシュを喫し、事故の引き金を引いたランス・ストロールと共にメディカルセンターでチェックを受けた。
だが、より大きな衝撃を受けたハートレーは、精密検査のためヘリコプターで近くの病院へと搬送。念のために2度に渡って心電図検査を受けたが、担当した医師は問題なしとの所見を下し、サーキットへ戻る事を許可した。
16番グリッドからスタートした母国レースのストロールは、前走のマクラーレンを抜く際に何度か接触、挙動が乱れた状態でハートレーとサイド・バイ・サイドになった。ターン5の侵入でアウト側に膨らんだ結果、行き場をなくしたハートレーと激突。ハートレーはウォールへと押しつぶされ軽く宙を舞った。
この事故によって両者はリタイヤを喫し、コース上にはセーフティカーが出動する事となった。一件は審議の対象となったが、スチュワードはお咎めなしの裁定を下した。レースを終えたストロールは「これがレース。こういった事は時々起こる」と自己弁護している。