フォーミュラ1公式Youtubeアカウントは、1時間32分に渡って繰り広げられた第11戦F1ドイツGP決勝レースの模様を7分21秒にまとめたハイライト動画を公開。1周4574mのホッケンハイムリンクで行われたレースは、予測不能な降雨がドライとウェットの混在を生み出し、大波乱を巻き起こすセンセーショナルな戦いとなった。

44周目に突如落ち始めた雨が、ギャンブルに出るマシンとステイアウトするマシンの運命を決定づけた。一か八かの賭けに出たドライバーは大きく順位を落とし、その後のレースを棒に降った。

衝撃は52周目。先頭を走るセバスチャン・ベッテルがインフィールドセクションのターン13でクラッシュ。曲がりきれずにコース外に飛び出し、フロントノーズをタイヤバリアに突き刺した。失望のどん底に突き落とされたベッテルは、コックピット内で激しく両腕を振り上げ行き場のない悔しさをぶつけた。

オイル漏れトラブルのために予選で地獄を見たハミルトンには大逆転のチャンス。気まぐれな雨と好敵手の不運を味方につけた挙げ句、チームオーダーを引き寄せ表彰台の頂点に上がった。

F1ドイツGP特集