ガレージの中でSF21に乗り込むフェラーリのカルロス・サインツ、2021年6月18日F1フランスGPにて
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

フェラーリ:サインツ、今季2度目の僚友撃破で5番手「好結果には2つの要素が必要不可欠」ルクレールはフロントに苦戦

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スクーデリア・フェラーリは6月19日のF1フランスGP公式予選で2台揃ってQ3進出を果たし、カルロス・サインツが5番手、シャルル・ルクレールが7番手につけた。

サインツがチームメイトを上回るのは今季2回目で、ルクレールがチームメイトに負けるのはポールリカールでは初めての事だった。

レーシングディレクターを務めるローラン・メキーズは、SF21とポールリカールとの相性があまり良くないと予想していただけに、選手権を争うレッドブル・ホンダとメルセデスのすぐ背後の位置をサインツが確保したことについて「彼は進歩を示しており、予選パフォーマンスも本当に素晴らしかった」と評した。

一方のルクレールについては「シャルルは特にフロントエンドの感触に手を焼いていた」と説明した。

トップ10組の全てがミディアムタイヤでQ3進出を決めた事から、明日の決勝では誰もが同一条件でレースを戦う事になる。

ローラン・メキーズは「望むほどレースペースは良くないが、明日に向けて今夜はより競争力のあるパッケージを用意できるように懸命に準備に取り組むつもりだ」と締め括った。

フェラーリ:F1フランスGP予選

カルロス・サインツ予選: 5位, FP3: 3位

それほど悪くなかったと思う。今日は赤旗が出たりと色々あったから、そんな中でクリーンに予選を戦う事ができて満足してる。

クルマのポテンシャルを全てを引き出せたと思うし、この手のコースでも自分たちの進歩を示す事ができた。

僕はまだ色んなコンディションやコーナーでの走りを学んでいる最中だけど、今日はどのコンパウンドでも違和感なく走れる事ができた。明日のレースに向けて良いポジションが得られたから、あらゆるチャンスを最大限に活かしていきたい。

昨日の僕らのレースペースは悪くなかったけど、それでも直近のライバル連中とは厳しいバトルになると思ってる。

良い結果と共にフランスを後にするためには、オープニングラップをクリーンに終える事と、良い戦略の2点が必要不可欠だ。

シャルル・ルクレール予選: 7位, FP3: 11位

僕の方は厄介な予選だった。今日はフロント側のバランスが制限される中でのドライビングという点で良い仕事が出来なかった。さほど問題にはならないと思うけど、明日に向けて自分のドライビングスタイルをどう適応させていくかを考えていかなきゃならない。

チームとしては5番手と7番手だから期待通りの良い結果になったわけで、チーム全員と素晴らしい仕事をしたカルロス(サインツ)を祝福したい。

昨日のレースペースは悪くなかったし、レースで上のポジションを狙って戦える可能性は十分にあると思ってる。でもそのためには全てをまとめ上げなきゃならない。


ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)という結果となった。

2021年 F1フランスグランプリ決勝レースは、日本時間6月20日(日)22時にスタート。1周5,842mのポール・リカール・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。

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