ヨス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表、2024年F1
Courtesy Of Red Bull Content Pool

確執再燃か「あまりにも幼稚」とのヨス・フェルスタッペンの非難にホーナーが反論、レジェンドパレードを巡る妨害騒動を巡り

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シーズン序盤の騒動に続き、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表と3度のF1王者、マックス・フェルスタッペンの父親であるヨスとの関係がF1オーストリアGPで再び世間の注目を集めている。

ことの発端はオーストリアGPの決勝当日に行われるレジェンドパレードだった。ヨスは、セバスチャン・ベッテルが2012年のタイトルを獲得した際の愛機RB8をレッドブルリンクでドライブする予定であったが、ホーナーの「あまりにも幼稚」な妨害により辞退に追い込まれたと主張した。

蘭紙テレグラーフに対してヨスは「ここ数日間、何人もの人から、私がドライブできないよう、クリスチャン・ホーナーがあらゆる手を打ったと耳にした」と語った。

「そうならそうと、面と向かって言えよ、それならもうやりたくないと思った。本当に残念だ」

また、Formule1.nlとのインタビューの中では「どこまで子供じみてるんだ?ドローンを使った撮影も予定されていたが、ホーナーは私が撮影されることを望んでいなかった」と語った。

「彼とは完全に決別した。なんて大人げないんだ。最終的にはドライブできただろうが辞退した。ホーナーの行動は本当に幼稚だ。彼の人となりを物語っていると思う」

ヨスの発言について意見を求められたホーナーは「レジェンドパレードはサーキットが企画するものだと聞いている。拒否したりといった事実はない」と反論し、参加が予定されているゲルハルト・ベルガーやデビッド・クルサード、エマーソン・フィッティパルディら「レジェンドたちが後に魅せてくれると思う」と付け加えた。

ホーナーとヨスが対立するのはこれが初めてではない。

最終的にレッドブルGmbHにより退けられることとなった女性従業員に対するホーナーの不適切な行為が告発された際にヨスは、ホーナーがチーム代表の座に留まる限り、レッドブルは「引き裂かれ」「爆発する」として退任を要求した。バーレーンのパドックでは2人が激しい口論を交わす様子が目撃された。

ヨスとの現在の関係について問われたホーナーは「私はこれまで自分達のドライバーの父親と問題を抱えたことは一度もない。ヨスの問題が何であるにせよ、私には何も言うことはない」と返した。

ヨスとの関係に関する質問が三度繰り返されるとホーナーは「ヨスに関する話題を続けるのはあまり有益じゃないと思う」と答え、質問を退けた。

「人生においてすべてをコントロールすることはできない。ドライバーの父親との関係をコントロールすることはできない。私の焦点はドライバーのパフォーマンスとチームのパフォーマンスにある。そして、それはこれからも変わらない」とホーナーは付け加えた。

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