2021年シーズン用のチームウェアを着用したスクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットCourtesy Of Ferrari S.p.A.

フェラーリ、課題克服に成功か…2021年「SF21」はトップスピード大幅改善とビノット代表

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スクーデリア・フェラーリのマッティア・ビノット代表は、2021年シーズンのF1に投入する新車「SF21」ついて、昨季型「SF1000」が抱えていた主な課題を克服したはずとの認識を示した。

シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテル合わせて僅か131ポイントのコンストラクターランキング6位に終わった2020年シーズン。ジル・ビルヌーブとジョディー・シェクターの2人で計8ポイントしか稼げず10位に終わった1980年と比較すればマシだが、それでも昨年のフェラーリは悲惨だった。

競争力不足の理由は主に2つあった。

燃料流量に関する2019年末のFIA技術指令書発効以降、不正疑惑が囁かれていたフェラーリのF1パワーユニットは性能が大幅にダウン。更に、フェラーリのF1参戦1000戦目を記念してネーミングされた2020年のマシンは車体の空気抵抗が大きく、これら2つの材料が相まって特に直線区間でのスピードが他車に比べて大きく劣っていた。

2021年シーズン用のレーシングスーツを着用したスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールCourtesy Of Ferrari S.p.A.

2021年シーズン用のレーシングスーツを着用したスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレール

ベールに包まれた今季型マシンに関してビノット代表は、各種シミュレーション結果から「SF21」は前季型よりも遥かに速いトップスピードを発揮するだろうと述べ、旧車が抱えていた弱点を克服したはずだとの考えを示した。

「昨年の主だった課題はストレート区間での速さだったと考えている。パワー(不足)だけでなく、(車体の)ドラッグの両方に足を引っ張られていた」とビノットは語る。

「我々は今季に向けてパワーユニットの改善と、空気抵抗を減らすべく車体側のエアロダイナミクスの両方に多くの時間を割いてきた」

「現時点において、ダイナモ上でのパワーユニットの出力と風洞から得られるクルマのドラッグに関するシミュレーションデータを見る限り、ストレートラインでの速度は大きく改善されていると考えている」

一方でビノットは「競争力がある事を望んでいるが、それは開幕戦に際して初めて分かるものだ。競争力とはライバルマシンとの相対的な比較によるものだからだ」と慎重な姿勢をみせたが、同時に「とは言え、今季型マシンの性能が昨年より向上している事は間違いないと信じている」とも述べた。

フェラーリは26日に体制発表を行い、最新スペックのレーシングスーツを着用したサインツとルクレール、そしてビノット代表の写真を公開したが、新車「SF21」のお披露目はバーレーンテスト開幕前々日の3月10日を待たなければならない。

2021年シーズン用のレーシングスーツを着用したスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールCourtesy Of Ferrari S.p.A.

2021年シーズン用のレーシングスーツを着用したスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール

2021年シーズン用のレーシングスーツを着用したスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツCourtesy Of Ferrari S.p.A.

2021年シーズン用のレーシングスーツを着用したスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツ