フェラーリからキミ・ライコネンに贈られた2018年アメリカGPのウィニングマシンSF71Hcopyright @kimimatiasraikkonen

フェラーリ、ライコネンに2018年アメリカGP優勝マシン「SF71H」贈る

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キミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)は、かつての雇い主であるスクーデリア・フェラーリから他には代えがたい唯一無二の特別な贈り物を受け取ったようだ。それは2018年のF1アメリカGPで共に優勝をもぎ取った「Ferrari SF71H」だ。

決勝当日、ライコネンがオースティンのホテルの部屋で目を覚ました時、最後にF1で優勝してから2,044日が経過していた。ラリー参戦を経て2014年に古巣フェラーリに復帰するも期待された成果を残せず、マラネッロはこの年のイタリアGP後にライコネンとの契約を更新せずシャルル・ルクレールを起用すると発表した。

皮肉な事にこの年のモンツァでのレースは、ルイス・ハミルトンに僅差で優勝を奪われたライコネンにとってシーズンベストレースの1つだった。そして迎えたテキサス州サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での戦い。39歳を迎えた2007年のF1ワールドチャンピオンは、まだ表彰台の頂点に立つだけの実力がある事を、内外に強く印象づけた。

再び表彰台の頂点に立ったライコネンはレース後「(今回の勝利による)最も大きな違いは、人々の僕を見る目だと思う。一部の人達の見方が間違っていた事を証明できただけで、僕としては十分に楽しい」と語り、自身を貶めるような発言を繰り返していた一部の皮肉屋達に仕返しをした。

キャリア通算21勝目。これは2014年から2018年までの跳馬での5シーズンにおけるライコネン唯一の勝利となった。そして残念ながらもおそらくは、余程のことがない限りはこれがキャリア最後の優勝となる事だろう。

ライコネンのインスタグラム・ストーリーズに投稿された写真には、トラックからSF71Hを下ろす作業風景が写っており、フェラーリへの感謝の言葉が添えられている。真紅の愛機はその後、モトクロスバイクのコレクションを収容するガレージに収められた。

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