
初の車載映像でマドリンク全貌が明らかに…市街地らしからぬ高低差と高速域、挑戦的なF1スペインGPの新コース
ベールに包まれたマドリングの1周が、フェラーリSF-26のフルラップオンボード映像により明らかとなった。F1スペインGPは2026年シーズンより、カタロニア・サーキットからスペインの首都マドリードの新コースへと舞台を移す。
9月の開催にむけて今なお建設作業は続いているものの、路面の敷設は完了しており、フェラーリは先日、フィルミングデーを利用してライバルチームに先駆けて最初の走行を行った。F1マシンがマドリンクを1周する様子を収めた車載映像が公開されたのは、今回が初めだ。
フェラーリが公開した映像では、場所によってコース幅に比較的大きな差があることが見て取れる。とりわけピット出口は狭く、F1マシンは左右のバリアに挟まれるように本線へと向かっていく。ターン5~7のシケイン区間も並走する余地がないように映る。
また、ターン8から長く続く下り坂など、高低差も印象的だ。コースを十分に把握していなければ、減速のタイミングを見誤りそうな場所が複数ある。名物の一つとされるバンク付きの高速コーナー、ターン12(ラ・モヌメンタル)はタイヤとマシンに激しい負荷をかけることになりそうだ。
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マドリンク(F1スペインGP)のコースレイアウト図、2025年
映像からはオーバーテイクの難しさも垣間見える。方向転換を繰り返すレイアウトに加え、走行ラインが実質的に一本に限られるように見えるコーナーも少なくない。
一方、コーナー数は全部で22箇所もあり、ブレーキング区間が数多く設けられていることから、エネルギーマネジメントが大きな制約になる可能性は低そうだ。
8月24日から25日の2日間にかけては、FIA-F3選手権がインシーズンテストをマドリンクで実施する。これによりサーキット側は、サマーブレイク明けの本番に向けてグランプリ開催に必要な各種システムを実走環境で確認することになる。また、FIA側も同時に運用・安全手順の検証を行う見通しだ。