赤いニット帽を被るスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル、2020年F1バルセロナテスト3日目
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朗報…マラネロ封鎖のフェラーリ、オーストラリアへの出国権限得る

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北部を中心とする1,600万人の隔離措置を含むイタリア政府の新たなコロナウイルス対策によって、スクーデリア・フェラーリのスタッフが開幕戦の地、オーストラリアに向けて出国できるのかどうかが懸念されていたが、その心配はひとまず不要のようだ。

イタリアメディアは8日、チームの広報担当者の話として、トラックサイドのスタッフ達には隔離地域を出入りできる権限があると伝えた。ただし、続く第2戦バーレーンGPや第3戦ベトナムGPでも同じ様に権限が得られるかどうかは不透明だ。

なお、既にチームスタッフの一部は現地入りしているが、マッティア・ビノットらトップマネジメントは国内におり、9日(月)に出国する見通しだという。

当局によって8日に発行された新たな隔離措置は、緊急時や専門的業務を理由とする幾つかの例外が設けられていたものの、フェラーリの本拠マラネロがあるエミリア=ロマーニャ州のモデナや、ピレリが本社置くミラノ、そしてハースのシャシーを開発しているダラーラの本拠パルマなどが含まれていたため、F1サーカスへの影響が懸念されていた。

なおフェラーリは同じ日に「新たな措置が発表された事を受け、我々は状況を監視・評価しながら関係当局並びに全ての関係機関と緊密に連絡を取り合っている」との書き出しで始まる声明を発表した。

「政府による規制を遵守することは、従業員とその家族の安全を確保するための最優先事項だ。我々はこの原則に照らし合わせて全ての決断を下す事になる。チームの一部と装備はすでにメルボルンに到着しており、残りのメンバーの出国については、”禁止の通達がない限り”は、プログラム通りに行われる」

オーストラリアの現地プロモーター及びF1側も、メルボルンでの開幕は予定通りに決行する意向を示しており、それは8日現在も変わっていない。現時点ではカレンダー通りに開催される見通しだ。

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