フェラーリ会長兼CEOのセルジオ・マルキオンネcopyright Ferrari S.p.A.

フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネの退任が正式決定…術後の合併症が急速に悪化

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フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は2018年7月21日、同社CEO兼フェラーリ会長を務めるセルジオ・マルキオンネの退任を正式発表。同時に、ジョバンニ・アニエリ元会長の孫ジョン・エルカンを新たなCEOに任命した。フェラーリCEOには、株主の承認を得た上で元フィリップ・モリス・インターナショナル会長のルイ・キャリー・カミリエーリが着任する見通し。

マルキオンネは2004年6月に同職に就任。クライスラーとの経営統合をけん引するなど卓越した経営手腕を示し、同グループの立て直しを成し遂げた。2014年にはルカ・ディ・モンテゼモーロの後任としてフェラーリCEO兼会長に就任。先日肩の手術を受けたものの、今週になって予想外の合併症が発生。この数時間の間に症状が大幅に悪化し、職務続行不可能な状態となった。

マルキオンネはドライバーラインナップやF1チーム首脳人事にも積極的に口を出すなどしており、退任によるスクーデリア・フェラーリへの影響は小さくない。マルキオンネは、キミ・ライコネンに代えて育成ドライバーのシャルル・ルクレールを来季フェラーリの正ドライバーに据える意向を持っていたと考えられており、ライコネンの残留の可能性も出てきた。

またマルキオンネは、F1を所有するリバティ・メディア及びFIA国際自動車連盟に対してフェラーリチームの徹底をちらつかせることで、2021年以降のF1エンジンレギュレーションの策定にも影響力を行使しており、現在提示されているF1の将来像に変化が生じる可能性もある。