レッドブル・ホンダは現役起用せず…F1バーチャル・バーレーンGP エントリーリスト
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止されたリアルレースの代替戦として行われる「F1バーチャルGP(F1 Esports Virtual Grand Prix)」だが、記念すべき1回目のイベント「F1バーチャル・バーレーンGP」では、期待された現役F1ドライバーの参加は限定的かもしれない。
公式初のバーチャルレースは第2戦バーレーンGPの代わりとして3月22日(日)に開催される。レース周回数は実戦の半分の28周。予選ではドライバーの最速ラップタイムに基づいてグリッドが決定され、レースはグリニッジ標準時3月22日(日)20時、日本時間23日早朝5時よりYouTubeやFacebookページにて生中継される。
バーチャルGPの発足発表では「多くの現役F1ドライバーが目玉」とされていたが、現役ドライバーは最終的に、ウィリアムズのニコラス・ラティフィとマクラーレンのランド・ノリスの2名に留まった。グリッド随一のシムレース愛好家であるマックス・フェルスタッペンは参加しない。
F1バーチャルGPではCodemasters社のF1公認ゲーム「F1 2019」のPC版が使われるが、フェルスタッペンはZiggo Sportとのインタビューの中で次のように語り、一度もプレイした事がないと説明している。
「あのゲームは一度もプレイした事がないからレースには参加しない。慣れるのに数日かかってしまうし、今は他のゲームで忙しいから、別のゲームに切り替えたくないんだ。上手くいきっこないからね」
フェルスタッペンは公式バーチャルレースの代わりに、21日(土)に開催される第2回「All-Star Esports Battle」に参戦する。こちらは「F1 2019」ではなくフェルスタッペンが主戦場とする「rFactor 2」でレースを行う。フェルスタッペンの他にもニコ・ヒュルケンベルグやファン・パブロ・モントーヤら総勢60名がしのぎを削る。
アレックス・アルボンも参加しないため、レッドブル・ホンダは英国出身の自転車競技選手で、6度のオリンピック金メダリストであるクリス・ホイと、BMWモータースポーツのワークスドライバーとしてウェザーテック・スポーツカー選手権で戦うフィリップ・エンを起用する。
クリス・ホイは現役引退後、モータースポーツでのキャリアをスタートさせ、ル・マン24時間レースではマーティン・ブランドルと共にアストンマーティン・ヴァンテージGT4を駆り、2015年のレース・オブ・チャンピオンズではロマン・グロージャンのチームメイトを務めたこともある。
F1バーチャル・バーレーンGP エントリーリスト
チーム | ドライバー |
---|---|
レッドブル・ホンダ | クリス・ホイ |
フィリップ・エン | |
フェラーリ | ロバート・シュワルツマン |
ディノ・ベガノビッチ | |
ウィリアムズ | ニコラス・ラティフィ |
リアム・ペイン | |
アルファタウリ・ホンダ | ルカ・サルバドーリ |
サドキスト | |
メルセデス | ストフェル・バンドーン |
エステバン・グティエレス | |
ルノー | イアン・ポールター |
周冠宇 | |
マクラーレン | ランド・ノリス |
ニック・ハミルトン | |
レーシングポイント | ジミー・ブロードベント |
ニコ・ヒュルケンベルグ | |
アルファロメオ | サイナイド |
ジョニー・ハーバート | |
ハース | アンソニー・デビッドソン |
ポール・チャロナー |