2020年F1オーストリアGP決勝レース中のレッドブル・リンク
Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1カレンダー再編…トルコGPは無期延期、レッドブルリンクでの2連戦が正式決定

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F1はトルコGPを延期とし、第8戦フランスGPを1週間前倒しとすることで、レッドブルリンクで2連戦を開催する。F1チームの大部分が拠点を置く英国政府がトルコをレッドリスト国に追加した事を受け、F1は5月14日、2021年シーズンの改定版カレンダーを発表した。

トルコの現地プロモーターおよび利害関係者との協議を経て、F1は6月11日から13日に予定されていたトルコGPを無期延期とする事を決定した。すでに無期延期が発表されている中国GP共々、シーズン後半での開催を視野に調整を続けていくという。

既報の通り、オーストリアでのレースは昨年同様にダブルヘッダーとして開催される。1回目のレースとなるシュタイヤーマルクGPは第8戦として6月25日~27日に、2回目のレースとなる第9戦オーストリアGPは当初の日程の7月2日~4日に開催される。

この変更に伴い、ポール・リカール・サーキットでのフランスGPは1週間前倒しの6月18日~20日に変更される。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を巡る現在の世界情勢は依然として流動的であり、今後もカレンダー再編は不可避と考えられる。特に中止の可能性が高いのはブラジルとメキシコだが、シンガポールやオーストラリア、アメリカ、そして鈴鹿日本など、フライアウェイ戦の大部分は開催に疑問符が付く状態だ。

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