セバスチャン・ベッテル、2021年F1オーバーテイク賞を受賞!角田裕毅もトップ8に
アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルが2021年の最も勇敢なドライバーに輝いた。4度のF1ワールドチャンピオンはシーズンを通して132回の追い抜きを記録。新設のオーバーテイク・アワードを受賞した。
最終第22戦アブダビGPでは引退レースのキミ・ライコネン(アルファロメオ)が最多6回のオーバーテイクを決め、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とミック・シューマッハが同数でこれに並んだが、ベッテルは5回を記録してリーダーの座を守り切った。
オーバーテイク賞の2位は、128回を記録したアルピーヌのフェルナンド・アロンソ、3位は127回を重ねて史上最も経験豊富なドライバーとして20年のキャリアに終止符を打ったライコネンという結果となった。トップ3は歴代F1王者が占めた。
シーズンフィナーレを経てベッテルにはレース後、2021年シーズンのオーバーテイク賞のトロフィーが授与された。
Introducing your @cryptocom Overtake Award Champion, Sebastian Vettel. 🏆
From magic in Monaco to blasting through the field in Baku. Click below to relive three of his 127 overtakes of the season.
— Aston Martin Aramco F1 Team (@AstonMartinF1) December 13, 2021
一時はトップ8から転落していた角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は最終戦で5回の追い抜きを計上。年間を通して110回を記録し、ダニエル・リカルド(マクラーレン)に後2つと迫る8位でシーズンを終えた。
順位 | ドライバー | オーバーテイク数 |
---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | 132 |
2 | フェルナンド・アロンソ | 128 |
3 | キミ・ライコネン | 127 |
4 | ランス・ストロール | 118 |
5 | カルロス・サインツ | 116 |
6 | セルジオ・ペレス | 115 |
7 | ダニエル・リカルド | 112 |
8 | 角田裕毅 | 110 |
シーズンを通して最も多くのオーバーテイクを記録した勇敢なドライバーを表彰するため、F1は今年「クリプトコム・オーバーテイク・アワード(Crypto.com Overtake Award)」を創設した。
オーバーテイク回数の記録は、1周を20〜25個に分割したミニセクター毎の順位を元に計算される。連続したミニセクター間で順位変動があった場合、先行したドライバーに1回のオーバーテイクが加算される。
1周目の追い抜きは記録の対象外で、スピンやクラッシュ、ピットイン、テクニカルトラブル等の理由によってスローダウンした車両を追い抜いた場合もカウントされない。