バーレーンGPの舞台、バーレーン・インターナショナル・サーキットの空撮映像(昼間)copyright Pirelli & C. S.p.A.

F1、2連戦予定のバーレーンGPでオーバルレイアウト採用の可能性

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F1のスポーティング・ディレクターを務めるロス・ブラウンによると、シーズンフィナーレの一翼を担うものと見られているバーレーンでのダブルヘッダーでは、第2レースでオーバルレイアウトを採用する可能性があるという。

中東の砂漠に囲まれたバーレーン・インターナショナル・サーキットは2004年にF1デビューした後、これまでに2つのレイアウトでレースを開催してきた。同コースには合計5つのレイアウトが存在するが、そのいすれもがF1開催のために必要なFIAグレード1ライセンスを保持している。

2019年F1バーレーン・インターナショナル・サーキットのコースレイアウト図
F1バーレーンGPのレイアウトであるグランプリ・トラック

バーレーンGPは当初3月に開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で延期が発表された。現時点ではアブダビGPの前座として2020年シーズンの最終盤、11月~12月での2週連続開催イベントとしての復活が有力視されており、2回目のレースで異なるトラックレイアウトを採用する価値がある。

ロス・ブラウンはこの程、F1.comとのインタビューの中で「バーレーンの魅力の1つは、多くのレイアウトがある点だ。そのため我々は2つの異なるコースでレースをすることが可能だ。殆どオーバルと言って良い素晴らしいレイアウトもある。テンションが上がるね。どのレイアウトもFIAのグレード1ライセンスを持っているから、可能性のある話だ」と語った。

バーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラック・レイアウト
creativeCommonsWill Pittenger / アウタートラック・レイアウト

バーレーン・インターナショナル・サーキットのフラット・オーバル
creativeCommonsWill Pittenger / フラットオーバル・レイアウト

ロス・ブラウンが具体的にどのレイアウトを指して「オーバル」と表現したのかは定かでないが、恐らくはグランプリコースの第1・第3セクターが共通するアウタートラック・レイアウトを指したものと見られる。

全長は僅か3.543 kmとモナコに次いで短く、チームはダウンフォースレベルを目いっぱいまで下げてくる可能性がある。スリップストリームとDRSがレースに大きなスパイスをもたらす可能性があり、ひょっとすると興味深い戦いを演出してくれるかもしれない。

なお2010年のF1バーレーンGPでは、グランプリコースよりも長い6,299mの”エンデュランス・レイアウト”を採用したが、この時はドライバーやファンからの評判が芳しくなく、翌2011年から現行レイアウトに戻している。

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