F1バルセロナテスト《2日目》開始!上位顔ぶれ変わらず、出足の遅いレッドブルとメルセデス
F1バルセロナテスト2日目午前のセッションが2月24日(木)現地9時より始まった。前日同様にドライコンディションに恵まれ、90分が経過した時点で好調フェラーリのカルロス・サインツがタイムシートのトップに立った。
初日2-3番手と上位に並んだフェラーリは2日目の午前をサインツに託した。水曜午後のセッションに続いてF1-75のステアリングを握ったサインツは、13周を重ねてC3コンパウンドで1分21秒010を記録。後続にコンマ5秒差をつけている。
初日最速を刻んだマクラーレンMCL36をドライブするダニエル・リカルドもまた勢い変わらず、15周を走ってC2タイヤで1分22秒575をマークしているが、フェラーリとの間には今季の更なる進化が楽しみなウィリアムズFW44が割って入った。
アレックス・アルボンは25周を走り込み、リカルドより1段柔らかいC3タイヤでサインツに0.647秒差の2番手タイムをマークした。
Pos | Driver | Team | Laps | Time | Gap | Tyre |
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1 | サインツ | フェラーリ | 22 | 1:21.010 | 0.000 | C3 |
2 | アルボン | ウィリアムズ | 25 | 1:21.657 | 0.647 | C3 |
3 | リカルド | マクラーレン | 21 | 1:22.575 | 1.565 | C2 |
4 | ストロール | アストンマーチン | 19 | 1:22.620 | 1.610 | C2 |
5 | オコン | アルピーヌ | 24 | 1:23.280 | 2.270 | C2 |
6 | ペレス | レッドブル | 12 | 1:23.417 | 6.641 | C2 |
7 | シューマッハ | ハース | 14 | 1:24.107 | 7.789 | C2 |
8 | ハミルトン | メルセデス | 9 | 1:25.082 | 4.072 | C3 |
9 | ガスリー | アルファタウリ | 17 | 1:27.651 | 6.641 | C4 |
10 | ボッタス | アルファロメオ | 5 | 1:39.293 | 18.283 | C3 |
レッドブル・レーシングとメルセデスは出足が遅く、最初の1時間はガレージ内での作業が目立った。
レッドブルは初日にマックス・フェルスタッペンがフェラーリのコンビに次ぐ147周という充実のマイレージを重ねた。2日目はセルジオ・ペレスがRB18での作業を引き継いでいるが走行12周と、フロントランナー達の半分程度に留まっている。
メルセデスはルイス・ハミルトンがW13に乗り込んでいるが、こちらも9周をこなしたのみだ。
今日のアルファタウリAT03にはピエール・ガスリーが乗り込んでいる。昨日、121周と大量に走り込んだ角田裕毅からの作業を引き継ぎ、まずはソフトタイヤを履いて17周を重ねた。
信頼性に関わる問題を抱えて初日に苦戦した2チームは、2日目にしてその進む道が分かれつつあるように見える。
フロアや冷却漏れなどのトラブルで初日の3分の2近くを棒に振ったハースは軌道に乗りはじめたか。ミック・シューマッハが精力的に周回を重ねて20ラップを消化している。
一方のアルファロメオはバルテリ・ボッタスがC42のステアリングを握っているものの、走行5周と伸びていない。チームは初日のトラブルについて詳細を明かしていないが、ギアボックスに問題があるとの噂もあり、設計上の問題でない事を願うばかりだ。