人工照明に照らされたバーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、2022年3月11日F1バーレーンテスト2日目
Courtesy Of Red Bull Content Pool

2番手フェルスタッペン、旧友サインツとのバトルを堪能「注力せずとも競争力がある」とレッドブル / F1バーレーンテスト《2日目》

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レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは3月11日(金)のF1バーレーンテスト2日目、度重なる赤旗中断の中で全長5.412kmのサーキットを86周走り、C4コンパウンドで2番手タイムを刻んだ。

フェルスタッペンの自己ベスト、1分34秒011は、同じC4を履いてこの日の最速をマークしたカルロス・サインツ(フェラーリ)に0.479秒届かなかったが、それでもドライバーズチャンピオン連覇を目指すオランダ人ドライバーはこの日の進捗に満足しているようだ。

8時間の走行を振り返ったフェルスタッペンは「今日はかなり暖かかったし赤旗も多かったけど、できる得る限りの良い仕事ができたと思う」と語った。

「全てが至って普通で、かなりの周回数を稼げたし、十分に良い1日だった。このコンパウンドはレースで実際に使うものじゃないから、ラップタイムに大きな意味はないしね」

ピレリは来週末の開幕バーレーンGPにC1からC3までのコンパウンドを供給するが、この日フェルスタッペンが計測で使ったのはC4コンパウンドだった。

フェルスタッペンは午後のセッションで、トロ・ロッソ時代のチームメイト、サインツと実戦さながらのホイール・トゥ・ホイールのバトルを楽しんだ。

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「カルロスとちょっとしたバトルができたのは楽しかった。彼は燃料を多めに積んだロングランをしていて、僕の方はそれより短めのランに取り組んでいたんだけど、真後ろについたら向こうがDRSを使い始めてね。彼もレースがしたかったんだと思うよ」

計画的なものを含め、この日は数え切れないほどの赤旗が振られたが、レースエンジニアリング部門を率いるギヨーム・ロケリンは、例えそれがなくともRB18を最適化していくための方法を深く掘り下げるために短めのランを繰り返し行う予定だったと説明した。

「昨日は連続走行に取り組んだので、今日は色々な事を探ったりテストしたりする事が多い1日だった」

「クルマの変更作業のためにガレージ内で多くの時間を費やし、今まで以上にリスクを冒してみるなどした結果、多くの事を学び、また多くのデータを集める事ができた」

「色々見いだせてかなり満足しているし、幾つかの方向で前進できたし、全てが本当にポジティブだ」

「特に注力せずとも、最終的には真っ当なレベルの競争力を発揮する事ができた」

フェルスタッペンもまた「今のところクルマはかなり良い状態だと思う」と満足感を示したが、同時に「改善すべき点は何時だってあるものさ」と付け加えた。

レッドブルはテスト最終3日目に待望のアップデートを投じる計画だ。