2位トロフィーを手に表彰台に立つルイス・ハミルトン(メルセデス)、2023年10月22日F1アメリカGP決勝レース
Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデス、F1アメリカGP失格に抗議せず「残念だけど、それでも…」と2位剥奪のハミルトン

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メルセデスのトト・ウォルフ代表はスチュワードの決定に意義を申し立てず、ルイス・ハミルトンのF1アメリカGP失格処分を受け入れる意向を明らかにした。

2位表彰台を剥奪されたハミルトンは「レース後に失格になったのは当然、残念だけど、それでも今週末の前進を否定するものではない」と語った。7度のF1王者はトップチェッカーを受けたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に2.225秒差と迫った。

ウォルフは「フリー走行が僅か1時間のスプリントの週末に、それもCOTAのようなバンピーなコースで新しいパッケージを導入する場合は尚の事、クルマをセットアップするのは難しい」としつつも、失格を受け入れると認めた。

「結局のところ、そういった事は重要ではなく、我々が間違った一方でライバルが上手くやったわけで、あのルールに解釈の余地はない。我々はこれをしっかりと受け止め学び、次の週末に向けてもっと強くなって戻ってくる必要がある」

レース後、44号車メルセデスW14のフロア下に取り付けられているプランクと呼ばれる板の厚みが、技術規定で許されている9mmより薄い事が発覚した。シャルル・ルクレール(フェラーリ)も同様の違反で失格となり6位フィニッシュを逃した。

この結果、ランキング3位のハミルトンはドライバーズ選手権争いで18ポイントを失う事となり、ランキング2位のセルジオ・ペレスが4位に昇格。逆にギャップが広がる事となった。

メルセデスはスプリントフォーマットが採用されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)に今季最後のメジャーアップグレードを投入した。これには新型のフロアが含まれていた。

2位はハミルトンにとって6月初旬のスペインGP以来の最高成績であり、アップグレードによるパフォーマンスの向上は明らかだったが、想定を超えるプランクの摩耗により、これを結果につなげる事はできなかった。

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