イモラ・サーキットのピットロードを走行するアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、2021年4月16日F1エミリア・ロマーニャGP初日フリー走行にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダ、再び1台失う受難…好敵手メルセデスは1-2と先行 / F1エミリア・ロマーニャGP《FP2》結果とダイジェスト

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グランプリ初日を迎えたアウトードロモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ。2021 F1第2戦エミリア・ロマーニャGP金曜2回目のフリー走行が現地4月16日に開催され、バルテリ・ボッタスが1分15秒551をマーク。FP1に続きトップに立った。

2番手もFP1同様にルイス・ハミルトンという結果となり、メルセデスが初日を完全制覇した格好となったが課題がないわけではない。W12はソフトタイヤからパフォーマンスを引き出し切れていないように見える。なお両者のギャップは100分の1秒という僅差であった。

ホンダエンジン勢はホームレースのアルファタウリが下馬評通りの好調さを示す一方で、選手権争いが懸かるシニアチームのレッドブルは前途多難の初日を強いられる事となった。

昨年の4番グリッド、アルファタウリのピエール・ガスリーはメルセデスに迫るペースを刻み、最速ボッタスから1000分の78秒落ちの3番手をマーク。電気系統のトラブルに見舞われ、タイム計測なくして20番手最下位でFP1を終えた角田裕毅もコース上に舞い戻り、26周とまずまずの距離を走って7番手に付けた。

対するレッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが開始20分というところで、ターン18のアウト側の縁石に乗り上げた直後に「何かが壊れた」と無線で報告。ピット出口付近にマシンを停めたため、バーチャル・セーフティーカー(VSC)が導入された。

チーム代表のクリスチャン・ホーナーはドライブシャフトの破損が原因である可能性に言及した。レッドブル・ホンダとしては前戦バーレーンでのセルジオ・ペレスのトラブルに続き、再び信頼性に問題を抱える格好となった。

結果、フェルスタッペンは走行僅か5周の14番手に終わった。FP2は予選・決勝と同一時間帯という点でプラクティスの中で最も重要なセッションであるにも関わらず、チームとしてはセルジオ・ペレスの1台のみでプログラムを進めざるを得なかった。

なおFP1でエステバン・オコン(アルピーヌ)との不慮の事故に見舞われたペレスは、修復されたマシンのステアリングを握り25周を走破。堅実に6番手タイムを残した。

イモラ・サーキットの縁石を越えて走行するレッドブル・ホンダRB16Bのリア、2021年4月16日F1エミリア・ロマーニャGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

イモラ・サーキットの縁石を越えて走行するレッドブル・ホンダRB16Bのリア、2021年4月16日F1エミリア・ロマーニャGP

2回の赤旗と複数台が計測未完了となった事で真の序列が謎のままとなった午前のFP1を経て、午後の現地イモラも日差しに恵まれ予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温13.7℃、路面25℃のドライコンディションでスタートした。

母国フェラーリ勢は午後も印象的なスピードを発揮。カルロス・サインツが4番手、シャルル・ルクレールが5番手と、3列目獲得が期待される上位に付けた。ただ、チェッカーまで残り4分を切ったところでアクシデントに見舞われた。

ロングラン中のルクレールがターン18へのアプローチの際にSF21の制御を失い、グラベルを超えて右フロントからアウト側のバリアに激突。ウイングとサスペンションが破損し、レースコントロールは赤旗を宣言。セッションは再開される事なく終了した。

あろうことかFP1のチェッカー後に単独クラッシュを喫してマシンを破損したハースのニキータ・マゼピンは、予防措置としてギアボックスを交換してセッションに。僚友ミック・シューマッハからコンマ5秒落ちの単独最下位でクルマを降りた。

プログラムの違いによるものか、はたまた実力の差か。興味深いことにアストンマーチン、ウィリアムズ、マクラーレン、アルファロメオの4チームは、チームメイト同士でタイム差が大きく開いた。

2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間4月17日(土)18時から1時間の日程で開催される。

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:15.551 25
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:15.561 +0.010 26
3 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:15.629 +0.078 30
4 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:15.834 +0.283 30
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:16.371 +0.820 28
6 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ 1:16.411 +0.860 25
7 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1:16.419 +0.868 26
8 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:16.485 +0.934 23
9 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 1:16.513 +0.962 25
10 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:16.737 +1.186 25
11 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:16.817 +1.266 27
12 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:16.823 +1.272 29
13 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:16.835 +1.284 27
14 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:16.999 +1.448 5
15 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:17.092 +1.541 27
16 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:17.179 +1.628 31
17 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 1:17.273 +1.722 27
18 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:17.281 +1.730 24
19 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:17.350 +1.799 28
20 9 ニキータ・マゼピン ハース・フェラーリ 1:17.857 +2.306 16

コンディション

天気
晴れ
気温
13.7℃
路面温度
25℃

セッション概要

グランプリ名
F1エミリア・ロマーニャGP
セッション種別
フリー走行2
セッション開始日時

サーキット

名称
イモラ・サーキット
設立
1953年
全長
4909m
コーナー数
21
周回方向
反時計回り

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