雨のイモラ・サーキットをインターミディエイトで走行するフェラーリのシャルル・ルクレール、2022年4月22日F1エミリア・ロマーニャGP FP1
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ルクレール、雨のイモラでレッドブルを圧倒!ハミルトンは7秒落ちの18番手 / F1エミリア・ロマーニャGP《FP1》結果とダイジェスト

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シーズン4戦目となる2022年F1世界選手権エミリア・ロマーニャGPが4月22日にイモラ・サーキットで開幕を迎え、日本時間20時30分から金曜1回目のフリー走行が行われた。雨のオープニング・セッションを制したのはチャンピオンリーダーのシャルル・ルクレールだ。

ルクレールはインターミディエイト・タイヤで1分29秒402のファステストを記録。チームメイトのカルロス・サインツが0.877秒差で2番手に続き、母国レースのスクーデリア・フェラーリが1-2発進を決めた。

スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、2022年4月21日F1エミリア・ロマーニャGPCourtesy Of Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、2022年4月21日F1エミリア・ロマーニャGP

3番手はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。ルクレールとの差は1.465秒と大きく開いた。後方4・5番手には”白きフェラーリ”、VF-22を駆るハースのケビン・マグヌッセンとミック・シューマッハが並んだ。

その他のレッドブル・パワートレインズ(ホンダ)勢はセルジオ・ペレスが6番手を刻み、イタリア在住の角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は僚友を上回る9番手タイムをマークした。ピエール・ガスリーは12番手に留まった。

雨のイモラ・サーキットをインターミディエイトで走行するレッドブルのセルジオ・ペレス、2022年4月22日F1エミリア・ロマーニャGP FP1Courtesy Of Red Bull Content Pool

雨のイモラ・サーキットをインターミディエイトで走行するレッドブルのセルジオ・ペレス、2022年4月22日F1エミリア・ロマーニャGP FP1

ライバルが軒並みマシンにアップグレードを投入する中、フェラーリだけは前戦までと全く同じ仕様のマシンをイモラに持ち込んだ。今週末は今季初めてスプリントフォーマットが適用されるため、パルクフェルメまでに許されたプラクティスはFP1の1時間のみ。跳馬は60分間をフルにパフォーマンス追求に費やした。

ダークホースの一つに数えられるアルピーヌは、フェルナンド・アロンソのみに新型フロアを投入。2度のF1ワールドチャンピオンはペレスに0.15秒差の7番手につけた。僚友エステバン・オコンは13番手でヘルメットを脱いだ。

ポーパシングの改善と空力性能の引き上げのために数多くのマイナーアップデートを持ち込んだメルセデスは、ジョージ・ラッセルが辛うじて10番手に滑り込むも、ルイス・ハミルトンはトップから7秒遅れの18番手と下位に沈んだ。両者は異なるリアウィングをテストしていた。

チーム代表のトト・ウォルフはこの状況について「自分の首を絞めたくもなる」と述べ失望を認めた。そして、途方もない差がついた原因については、タイヤを機能させられなかったためだと説明した。2時間半後に迫る予選までに解決策を見つけ出せるかどうかが焦点だ。

現地イモラは前日から雨に見舞われ、セッションは気温11℃、路面温度15℃のウエットコンディションでスタート。各車まずはフルウェット・タイヤを履いてコースに向かった。

トラックは全体的に滑りやすく至る所でスピンやコースオフが多発。サインツ、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)はコースを離れて芝刈りに興じた。

30分を消化して路面状況が徐々に改善される中、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が先陣を切ってインターミディエイトをチョイス。最終的には全車が浅溝のウェットに履き替えた。

最終盤にはランド・ノリス(マクラーレン)がターン12のグラベルに囚われ赤旗が出されたが、レッカーの必要はなくノリスは自力で砂利から脱出してみせた。

チェッカー後にはアルファロメオのバルテリ・ボッタスが同じくターン12で飛び出しウォールに向かっていったが、ギリギリのところで接触を免れた。

2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャ・グランプリのFP1の次なるセッション、公式予選は日本時間4月22日(金)24時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:29.402 24
2 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:30.279 +0.877 25
3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:30.867 +1.465 21
4 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:32.439 +3.037 23
5 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:32.988 +3.586 23
6 11 セルジオ・ペレス レッドブル 1:33.012 +3.610 17
7 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:33.160 +3.758 13
8 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:33.365 +3.963 22
9 22 角田裕毅 アルファタウリ 1:33.611 +4.209 18
10 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:34.262 +4.860 21
11 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:34.615 +5.213 19
12 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ 1:35.104 +5.702 19
13 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:35.420 +6.018 14
14 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:35.502 +6.100 12
15 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:35.625 +6.223 15
16 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:36.033 +6.631 23
17 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:36.461 +7.059 17
18 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:36.464 +7.062 17
19 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 1:37.450 +8.048 22
20 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:39.698 +10.296 15

コンディション

天気
気温11℃
路面温度15℃

セッション概要

グランプリ名 F1エミリア・ロマーニャGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 イモラ・サーキット
設立 1953年
全長 4909m
コーナー数 21
周回方向 反時計回り

F1エミリア・ロマーニャGP特集