角田裕毅、8番手と好結果も「幾つかの点でもう少しうまくやれたはず」さらなる改善の余地ありと指摘

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2025年F1第2戦中国グランプリのスプリント予選が3月21日(金)に上海インターナショナル・サーキットで行われ、レーシング・ブルズの角田裕毅が8番手タイムを記録する好結果を残した。しかし、角田はセッション後、「クルマのパフォーマンスを100%引き出せたとは思っていない」と述べ、さらなる改善の余地があると指摘した。

角田は、チームメイトのアイザック・ハジャーのアシストを受けて最終ラウンドに進出。SQ3では、メルセデスを駆るアンドレア・キミ・アントネッリに0.035秒と迫る8番手タイムを記録し、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)、ランス・ストロール(アストンマーチン)を上回った。

ピットレーンで角田裕毅の22号車VCARB 02の作業に鳥生k無メカニック、2025年3月21日(金) F1中国GPスプリント予選(上海インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ピットレーンで角田裕毅の22号車VCARB 02の作業に鳥生k無メカニック、2025年3月21日(金) F1中国GPスプリント予選(上海インターナショナル・サーキット)

この好結果にも拘らず、角田はセッション後、「結果には満足していますが、全体の流れを見ると、幾つかの点でもう少しうまくやれたはずです。特にセットアップがそうですね」と振り返った。

「正直、クルマのパフォーマンスを100%引き出せたとは感じられなかったので、そこはこれから見直すつもりです」

この日の結果は、ハジャーのチームプレイなしには成し得なかった。

角田は、SQ1の初回アタックで16番手に沈んだものの、2回目のアタックで10番手タイムを刻み突破した。続くSQ2では、オーバーステアに見舞われターン2でラップを断念したハジャーが、ロングストレートで角田にトウ(スリップストリーム)を提供。この連携が功を奏し、角田は11番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を0.021秒差で退け、ギリギリでSQ3進出を果たした。

「アイザックにとっては残念な結果ですが、彼にはSQ2で引っ張ってもらったので本当に助かりました。チームの努力が実った形ですね」と角田は感謝の意を表した。ハジャー自身はノータイムで15番手に終わったものの、チームとしての連携が光る内容となった。

今回の力強い結果とは対照的に、2024年大会で角田は、スプリント予選と本予選の両方でQ1敗退を喫し、レースではリタイヤと、全く競争力を発揮できずに終えた。

これについて問われた角田は、「昨年のことはもう忘れてしまいました。僕としては、まったく新しいレースウィーク、まるで新しいサーキットに来たような気持ちで臨んでいます」と答えた。

スプリント予選に先立ち行われた週末唯一のプラクティスでは、多くのドライバーが左フロントのグレイニングに手を焼いていた。

角田は「このサーキットはタイヤにかなりの負荷がかかるので、フロントがダメになることもあれば、リアが先に来ることもあります。僕らはその中間くらいで、時によってはフロント、時によってはリアがきつくなるような感じです」と説明し、スプリントを通して状況をさらに把握し、日曜の決勝レースに向けて備えていく方針を示した。

ガレージ内で俳優兼歌手のチェン・イーと交流する角田裕毅(レーシング・ブルズ)、2025年3月21日(金) F1中国GPスプリント予選(上海インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージ内で俳優兼歌手のチェン・イーと交流する角田裕毅(レーシング・ブルズ)、2025年3月21日(金) F1中国GPスプリント予選(上海インターナショナル・サーキット)


2025年F1中国GPのスプリント予選では、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続く結果となった。

スプリントは日本時間3月22日(土)12時から、公式予選は同16時から1時間に渡って上海インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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