ルイス・ハミルトンは4月19日(金)に行われた2024 F1第5戦中国GPのスプリント予選でランド・ノリス（マクラーレン）に続く2番手タイムを刻み、スプリント予選（旧シュートアウト）におけるメルセデス史上最高位を記録した。

金曜の上海インターナショナル・サーキットはSQ2終盤より雨が本格化し、最終SQ3はインターミディエイトタイヤでの争いとなった。

マックス・フェルスタッペン（レッドブル）を始めとして多くのライバルがコース上にクルマを留めることにすら苦戦する中、ハミルトンは終盤に向けて一気に調子を上げ、暫定ポールに踊り出た。

だが、一旦はトラックリミットにより抹消されたランド・ノリス（マクラーレン）のラップが復活。ハミルトンは最終的に2番手に後退したが、「本当にハッピーだよ」と笑顔を見せた。

「かなりトリッキーなコンディションだった。見た感じ、誰もがグリップに苦戦しているようだった」

「雨が降ってくるのを見た瞬間に興奮したよ。ドライ・コンディションでの僕らには十分な速さがなかったからね」

「だから、雨が降ってきた事で、もう少しばかりチャンスがあるかもって思ったんだ。その後はすべてが生き返ったように感じた」

意外にも未だスプリントでの優勝経験がないハミルトンは、土曜も再びウェットコンディションになれば上位フィニッシュのチャンスがあるかもしれないと考えている。

スプリントの見通しについてハミルトンは「本当にコンディション次第だね」と説明する。

「今日みたいな天候なら、もしかすると上位に食い込むチャンスがあるかもしれない。もしドライならフェラーリやレッドブルが迫ってくるだろうね。でも他の何人かは抑えられるかもしれない」

チームメイトのジョージ・ラッセルは開幕4戦でQ3進出を果たしてきたが、今週末のスプリント予選では11番手と、SQ2敗退を喫した。

2024年F1中国GPスプリント予選ではランド・ノリス（マクラーレン）がルイス・ハミルトン（メルセデス）を大差で退けポールポジションを獲得した。

スプリントは日本時間4月20日(土)12時から、公式予選は同16時から1時間に渡って上海インターナショナル・サーキットで開催される。レースとセッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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