セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン、2018年F1中国GP初日金曜
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表面的な順位とは裏腹に、かなりの満足感を得たライコネンとベッテル「マシンは結構良い」

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13日(金)に行われたF1中国GP初日セッションを終えて、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがコメントを発表した。

金曜午後の2回目のフリー走行は、ライコネンが2番手、ベッテルが4番手の最速ラップを決め、2台がロングランを実施している最中に、降雨のために事実上の終了となった。

宿敵メルセデスのルイス・ハミルトンがFP1、FP2共に全体ベストを記録しトップに名を連ねたため、フェラーリの名がタイムシート最上部に表示されることはなかった。

とは言え、両セッションともにベッテルを上回った好調ライコネンは、いずれのセッションでもハミルトンに接近。初日最後の2回目のフリー走行では、最速ハミルトンに1000分の7秒差と迫り、その立場を危ういものとした。

フェラーリ:F1中国GP初日を終えて

キミ・ライコネンFP1: 2位, FP2: 2位

かなり良い一日だったと思う。マシンの感触にはかなり満足してるよ。最初からとても良い感じだったし、かなり有望なんじゃないかな。セッションの序盤からマシンは上手く機能してたし、容易く調整できたしね。一発のラップタイムに関しては幾らかトラフィックの影響があったから、もう少し速く走れたはずさ。

コンディションがこんなだったから、ロングランについてはあまり確証が得られるようなものはなかったね。雨が降ってきてしまったから走行時間が制限されてしまった。僕らの序列を判断するのはちょっと難しいね。今日は拮抗した一日になったけど、明日は天気が不安定みたいだし、どうなるかは誰にも分からない。物事は一日で大きく変わったりするからね。

セバスチャン・ベッテルFP1: 6位, FP2: 4位

上海では、マシンに関しての正しいフィーリングとセットアップを見出すことが凄く大事なんだ。このコースは長い上にタイヤにも厳しい。全体的に言えば、かなりの混戦だと思う。ただ、マシンの状態は臨んでいるレベルには達していないから、どうしたら改善できるかを探ってるところなんだ。

SF71Hにはペースがあると思うけど、きちんと機能させない事には始まらない。今日はコンディションが入り組んだ一日だったわけだけど、午後の方が幾らか良かったかなぁ。ほんの少しだけど満足できたよ。明日は最高にハッピーな一日になると良いね!


2018年FIA F1世界選手権 第三戦中国GP 3回目のフリー走行は日本時間4月14日(土)12時から、公式予選は同日15時から上海インターナショナル・サーキットで行われる。現地上海は降水確率55%の雨予報となっており、ウェットコンディションが予想されている。

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