角田裕毅、ジル・ビルヌーブ初挑戦も「実はゲームで走り込んでます」
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が2022年FIA-F1世界選手権第9戦カナダGPに先立ち、前戦を振り返りつつ、初挑戦となるジル・ビルヌーブ・サーキットでの週末に向けて抱負を語った。
最後の開催は3年前と、昨年F1デビューしたばかりの角田裕毅にとってジル・ビルヌーブ・サーキットを走るのは今回が初となるが、実はゲームでは走り込んでいるとの事で、少なからず自信を持っているようだ。
実はF1ゲームで走り込んでます
角田裕毅
カナダGPに向けて
バクーではノーポイントという結果に終わり本当にガッカリしましたが、アゼルバイジャンでは週末を通して好調だったので、カナダGPに向けては楽観的に臨めると思っています。
予選はチームとして最高の出来でしたし、決勝ではピエールが5位フィニッシュを果たしてポイントを獲得しました。
ただ僕の方は6位フィニッシュの可能性があったものの、リアウイングのトラブルによってそれを逃す事となり、本当に悔しい思いをしました。
ですので今週末も引き続き前進すべく、モチベーションを高めているところです。
モナコとバクーに続き、今回のモントリオールもまたイレギュラーなサーキットで、全体としてグリップレベルが低く、高速コーナーが多いため、バクーの時と同じ様にストレートラインスピードを上げるためにミディアムロー・ダウンフォースで走る事になります。
中速と低速のコーナーが混在しているだけでなく、高速のシケインもあります。
まだシミュレーターでしか体験した事がないのですが、面白そうなサーキットだなと感じています。実はF1ゲームで走り込んでいるサーキットなので、シミュレーターで走る前からそれなりにイメージは掴めていました。
カナダには行ったことがないのですが、モントリオールは楽しい街だと聞いていますので、実際のコースや街並みがどんな感じなのか楽しみにしています。
コロナ渦の影響で3年ぶりとなるF1カナダGPは1周4,361m、全14コーナーを有するジル・ビルヌーブ・サーキットで開催される。
3年前の2019年カナダグランプリでは、ポールシッターのセバスチャン・ベッテルがトップチェッカーを受けたものの、レース中のインシデントによって科された5秒ペナルティのために最終2位に後退。ルイス・ハミルトンが繰り上がりの勝利を掴んだ。
F1カナダGPは日本時間6月17日(金)27時からのフリー走行1で幕を開ける。