ジル・ビルヌーブ・サーキットでトロロッソ・ホンダとのバトルを繰り広げるハース
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期待外れの結果に終わったハース「マシンは速かったが戦略が機能しなかった」とグロージャン

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6月10日(日)に開催された第7戦F1カナダGPを終えて、ハースF1チームのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンがそれぞれ自身のレースを振り返った。

パワーユニットのトラブルにより予選資格を得られなかったグロージャンは、最後尾20番グリッドからスタート。ウルトラソフトでの第一スティントを48周まで引っ張り、12位でチェッカーを受けた。11番グリッドのマグヌッセンはポジションを2つ落とし、13位でフィニッシュした。

F1カナダGP決勝を終えて

ロマン・グロージャン決勝: 12位, グリッド: 20位

全くと言って良い程、タイヤがどの位長く保つか分かってなかったんだ。第一スティントを長く取る計画だったんだけど、予定していた程は上手くいかなかった。とは言え、かなり保ってくれたけどね。フロントタイヤに少しデグラデーションが出ていたけど、ベースには満足できたよ。

何とかしてルノーに追いついて、フォース・インディアの前に出る事ができた。もし予選で期待していた通りの7番手につけていれば、今日は7位でフィニッシュできただろうね。何はともあれ、挽回しようと頑張ったんだけど、戦略がうまく機能しなかったんだ。

ビットから出た時、大量のブルーフラッグを浴びる事になっちゃって、その後もそんな感じだったんだ。コース上で巻き返す事はできなかったけど、今日の僕らは全力を尽くしたと思う。マシンには速さがあったし、ドライビングは楽しかったよ。

ケビン・マグヌッセン決勝: 13位, グリッド: 11位

僕らにとっては本当に残念な週末になってしまった。予選11番手は良い結果だと考えていたし、トップ10の連中とは違うタイヤでスタートできるから、レースでは僕らにアドバンテージがあると思っていたんだけど。でも、蓋を開けてみたら、思うようにはいかなかった。

一周目はあまり良いとは言えないラップになってしまった。ザウバーの一台がかなり良いスタートを切ったもんだから、追い抜かれてしまったんだ。その数周後、前のフォース・インディアがスピンした際にイン側に飛び込めずアウト側に行ったところ、フェルナンド(アロンソ)と接触してしまった。

今日は僕らの思い通りにはいかなかった。残念だよ。特にスーパーソフトタイヤを履いたマシンはかなり良い状態だったし、ペースも良かったからね。今日はうまくやることができなかったよ。


レースはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポール・トゥ・ウインを決めキャリア通算50勝目を上げた。2位はメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス、3位にはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが続き、予選順位そのままの3名が表彰台に上がった。

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