ジル・ビルヌーブ・サーキットでインタビューに応えるハースのロマン・グロージャンcopyright Haas F1 Team

グロージャン、不運の連鎖止まらずPU故障でノータイム「ビーバーの呪いかも…」F1カナダGP《予選》2018

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ハースF1チームのロマン・グロージャンは、自身がビーバーに呪われているのではと考えている。9日土曜に行われた第7戦F1カナダGP予選に挑んだグロージャンは、Q1で意気揚々とガレージから飛び出した瞬間、マシンリアから大量の白煙を吐き、1周も走れずにノータイム。予選資格を得られなかった。チームからの発表によれば、パワーユニットのトラブルだという。

グロージャンはグランプリ初日午後のフリー走行中に野生のビーバーと衝突。マシンのノーズは激しく損傷、バージボードやフロントウイングにもダメージを負った。時速300kmの鉄の塊が走り回るコースに現れたその小さなやんちゃ坊主は即死し、天へと召された。

F1カナダGP2回目のフリー走行中にビーバーと接触し破損したハースのロマン・グロージャンのフロントノーズ
© HaasF1Team、無残にも穴が空いたグロージャンのフロントノーズ

予選を終えたグロージャンは「もしかすると昨日のビーバーに取り憑かれてるのかもしれない」と述べ、不自然なタイミングで壊れたパワーユニットの原因は、前日図らずも轢き殺してしまったビーバーの呪いなのかも、との見解を示した。

不可解なトラブルに対して、チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーもグロージャンの意見に同意。「そういった事は信じちゃいないが、この不運から逃れることはできないような気がする」とコメントした。

F1カナダGP予選を終えて

ロマン・グロージャン予選: ノータイム, FP3: 9位

何だか奇妙だった。もしかすると昨日のビーバーに取り憑かれてるのかもしれないね。でもマジで今年はシーズンのはじめから酷い不運が続いてるから、もう笑うしかないよ。僕らは本当にツキがなさすぎる。

FP1の時からマシンの感触は本当に良かった。アップグレードにはとても満足してる。ケビンは予選で改善して良くなっていたし、その点はチームとしては素晴らしいね。

最後尾からのスタートは理想的とは言えないけど、ジル・ビルヌーブ・サーキットではオーバーテイクが出来る。抜けないモナコじゃなかったのは不幸中の幸いだね。

ハイパーソフトタイヤでスタートする連中はデグラデーションに苦しむだろうし、日曜の気温が上がれば特にその傾向は顕著になるはずだ。だから、僕らは何か別の違うことにトライしてみるつもりだよ。

レースでは何度も何度もオーバーテイクを重ねて行かなきゃならないね。運に恵まれて良いタイミングでセーフティカーが出動するような事があれば、上手いこと挽回できるかもしれない。

ケビン・マグヌッセン予選: 11位, FP3: 17位

僕らはマシンを改善すべくアップデートを持ち込んだわけだけど、今のところ上手くいってるんじゃないかな。カナダみたいなコースで僕らが厳しい戦いを強いられるのは分かって事さ。今回はバルセロナの時みたいにミッドフィールドを占拠出来るほどの速さはないし、アップグレードの効果を判断するのは難しい。でも、もしアップグレードがなかったら更に酷い有様だったはずさ。

僕らハースは低速のサーキットが苦手だけど、今のところはダメージを最小限に抑えらる事ができてるからその点には満足してる。明日は攻めに転じる事ができると思うよ。どちらかと言えば、僕らは予選よりもレースペースの方が良いし、11番グリッドだからタイヤを自由に選べるしね。下手に10番手や9番手になるよりも良かったかもしれないよ。


ポールポジションから決勝に挑むのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。同じくフロントロウにはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス、逆転勝利を狙う。2018年F1第7戦カナダGP決勝レースは、日本時間6月11日(月)午前3時10分からジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催される。

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