ピット内で戦況を見つめるトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、2018年F1カナダGPにて
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旧式PUを強いられたガスリー「ホンダの新型エンジンは相当進化、それだけに痛手」

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現地モントリオール6月9日土曜午後に行われたF1カナダGP予選は、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーに試練を突きつけた。午前中に行われた3回目のフリー走行終盤にパワーユニットが突如パワーダウン。予防措置として、チームは古い旧型のエンジンへの交換を実施した。

ホンダはICEを中心に大幅な改良を施したシーズン最初の大型アップグレードをカナダで投入。だがガスリーはその恩恵を受けられず、馬力にハンデキャップを抱えた状態での予選を強いられた。懸命の走りも虚しく100分の5秒という僅かな差でQ1敗退を喫し、16番手でセッションを終えた。

予選を振り返ったガスリーは「ホンダのアップデートはかなりの進化を示している」との認識を示し、トップスピードが要求されるジル・ビルヌーブ・サーキットを旧式PUで戦うのはかなりの痛手だと主張した。

ホンダの新型エンジンはかなり進化

ピエール・ガスリー予選: 16位, FP3: 15位

今日は本当にツイてなかったよ。FP3まで全てが有望だったのに、パワーユニットに問題が発生してしまって古いエンジンに載せ替えなきゃならなかったんだ。カナダのようなトラックではストレートライン速度がかなり重要だから、交換はかなりの痛手だよ。

おかげで予選は相当難しかった。ほんの僅かの差でQ2進出を逃すのはいつだって悔しいよ。ホンダがカナダに持ち込んだアップデートはかなり進化してるし、今のところ本当に上手く機能しているんだ。一刻も早くあの新しいエンジンに戻して欲しいよ!

明日はタフな一日になりそうだけど、全力を尽くすつもりだよ。カナダではどんな事も起こりうるしね。ここはチャレンジングなサーキットだから簡単にミスをしてしまうんだ。だからこそ、そこにチャンスがあるってわけ。


ポールポジションから決勝に挑むのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。同じくフロントロウにはメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス、逆転勝利を狙う。2018年F1第7戦カナダGP決勝レースは、日本時間6月11日(月)午前3時10分からジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催される。

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