アロンソ「トラブルで調整不足、マシンには大幅な改善の余地がある」F1カナダGP 2017《初日》
カナダGP初日のフリー走行では、午前にフェルナンド・アロンソのマシンにオイル漏れのトラブルが発生、13周を走った所でマシンを降り16番手タイムに沈んだ。チームは午後のセッションに向けてマシンを修復、幸いにも大きな部品変更等が要らない比較的軽微な作業であった。
FP2でコース上に復帰したアロンソは19周を走り7番手タイムを記録、一定の満足感を示している。トラブルが原因のタイムロスがあったため、アロンソは、マシンのセットアップは不完全な状態であり大幅な改善の余地があると自信を見せている。
メディアの取材に応じたザク・ブラウン(エグゼクティブ・ディレクター)は「多くを走れなかったのにも関わらず、フェルナンドは今日もまた信じられないような良い仕事をしてくれた」と語り、いつものようにアロンソを絶賛した。
2017年F1カナダGP金曜初日のセッションを終えて、アロンソがコメントを発表した。
アロンソ:F1カナダGP初日を終えて
フェルナンド・アロンソFP1: 16位, FP2: 7位
FP1とFP2の大部分をオイル漏れで走れなかったから、簡単な金曜日じゃなかったよ。走行時間が削られたから、マシンのチューニングは完璧じゃないし、セットアップに関してもかなり改善の余地がある状態なんだ。でも、僕らはこのサーキットの事を知ってるし、何年にも渡ってここでレースをしてきてるから、予選と決勝の戦い方は心得てるよ。
©F1 トラブルでマシンを降りたアロンソ
今回のタイムロスが大きなハンデにならないといいね。僕らの予想では、僕らはトップ10の辺りにいると思うんだけど、スペインGPの時にみたいに、セッションの終わりに幾つか良いラップが出せたので嬉しいよ。最終的に7番手だったわけだからね。
明日の僕らの目標は、予選Q3進出に向けてプッシュすることだ。でもそのためには良い仕事をしなきゃならないね。
ホンダF1の長谷川祐介は、予選は今日とはコンディションが異なるため、セットアップ面でのライバルチームの先行優位が帳消しになり、マクラーレン・ホンダにとって大きなチャンスになるだろう、と述べている。エンジンパワーが要求されるジル・ビルヌーブ・サーキットであるが、残酷なまでの結末は、まだ回避できる可能性が残されている。
2017年第7戦F1カナダGP初日の詳細については、FP1結果とダイジェスト、FP2結果とダイジェストをそれぞれ参照されたい。カナダグランプリの開催日程・結果・最新ニュース・サーキットガイドなど、カナダGPに関する情報についてはF1カナダGP特設ページをご覧あれ。