0.1秒以内の接戦を制しフェルスタッペンが最速…跳馬とシルバーアローは”爪”隠す / F1ブラジルGP《FP1》結果とダイジェスト
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シーズン20戦目となるF1ブラジルGPが現地サンパウロ11月9日にインテルラゴス・サーキットで開幕を迎え、日本時間22時から金曜1回目のフリー走行が行われた。
グランプリ一発目のセッションを制したのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。1分9秒011のトップタイムを記録した。2番手にはトップから0.049秒遅れでスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、3番手には同0.096秒差でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが続いた。
跳馬はここ数戦と同じ様にセッション時間内にフロアの交換を行い、スペックの違いによるパフォーマンスとクルマへの影響を検証。コンストラクターズでの逆転を目指して、SF71Hのポテンシャルを最大限に発揮するよう努めた。フェラーリは選手権争いでメルセデスに対して55点ビハインドの2位につけている。
メルセデス陣営は2台のマシンに異なるリアウィングを搭載。3番手のハミルトンは低ダウンフォース、6番手に終わったバルテリ・ボッタスは高ダウンフォースのウイングで周回を重ねた。フェラーリもメルセデスも実力を見せびらかす様子はなく、真の速さを知るには明日の2日目を待つ必要がありそうだ。
現代マシンのダウンフォース量は以前と比較して著しく高く、かつてはスロットルを戻して通過する”コーナーであった”部分の多くは、今となってはエンジン全開の”ストレート”と化している。近年メルセデスとフェラーリがブラジルで席巻しているのは決して偶然ではない。
フェルスタッペンがトップタイムを刻み、ダニエル・リカルドがコンマ4秒遅れの4番手と好発進を切ったとは言え、今週末は三つ巴とはならず、シルバーアローと跳馬の2強対決となる可能性が高い。加えてリカルドは今季6基目のターボチャージャーを投入。決勝での5グリッド降格が確定している。
金曜午前のサンパウロはスッキリとはしないまでも予想された雨はなく、セッションは気温20℃、路面温度27℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは、スーパーソフト、ソフト、ミディアムの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。
旧型スペック2エンジンで初日に挑んだトロロッソ・ホンダ勢。ピエール・ガスリーは15番手、ブレンドン・ハートレーは18番手でセッションを終えた。両者とも柔らかいスーパーソフトを履くことなく、新しい空力パッケージの評価とセットアップの熟成に集中的に取り組んだ。
FP1では3名の若手がレギュラードライバーに代わって走行を担当した。セルジオ・ペレスに代わってステアリングを握ったニコラス・ラティフィは、10番手の僚友エステバン・オコンに1.1秒遅れて20番手最下位。マーカス・エリクソンの車を走らせたアントニオ・ジョビナッツィは、9番手シャルル・ルクレールにコンマ3秒届かず13番手という結果となった。
フェルナンド・アロンソの代わりを務めたランド・ノリスは、19番手ストフェル・バンドーンをコンマ4秒上回る16番手。ただし、バンドーンは最も硬い白色ミディアムでの走行を担当。ノリスはひたすら黄色のソフトタイヤでラップを刻み続けていた。
2018年F1第20戦ブラジルグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間9日(金)26時から1時間半の日程で開催される。
2018年F1第20戦ブラジルGPフリー走行1(FP1)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
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1 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:09.011 | 16 | |
2 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 1:09.060 | +0.049 | 20 |
3 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:09.107 | +0.096 | 28 |
4 | 3 | リカルド | レッドブル | 1:09.395 | +0.384 | 23 |
5 | 7 | ライコネン | フェラーリ | 1:09.573 | +0.562 | 28 |
6 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:09.679 | +0.668 | 23 |
7 | 8 | グロージャン | ハース | 1:09.922 | +0.911 | 28 |
8 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:10.236 | +1.225 | 15 |
9 | 16 | ルクレール | ザウバー | 1:10.346 | +1.335 | 28 |
10 | 31 | オコン | フォースインディア | 1:10.361 | +1.350 | 34 |
11 | 55 | サインツ | ルノー | 1:10.662 | +1.651 | 34 |
12 | 27 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:10.679 | +1.668 | 34 |
13 | 36 | ジョヴィナッツィ | ザウバー | 1:10.685 | +1.674 | 29 |
14 | 18 | ストロール | ウィリアムズ | 1:10.799 | +1.788 | 30 |
15 | 10 | ガスリー | トロロッソ | 1:10.934 | +1.923 | 30 |
16 | 47 | ノリス | マクラーレン | 1:11.013 | +2.002 | 28 |
17 | 35 | シロトキン | ウィリアムズ | 1:11.037 | +2.026 | 30 |
18 | 28 | ハートレー | トロロッソ | 1:11.176 | +2.165 | 32 |
19 | 2 | バンドーン | マクラーレン | 1:11.452 | +2.441 | 23 |
20 | 34 | ラティフィ | フォースインディア | 1:11.493 | +2.482 | 34 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 20℃ |
路面温度 | 27℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1ブラジルGP |
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セッション種別 | フリー走行1 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | インテルラゴス・サーキット |
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設立 | 1936年 |
全長 | 4309m |
コーナー数 | 15 |
周回方向 | 反時計回り |