9月25日にスペインのヘレス・サーキットで開催されたFIMスーパースポーツ300世界選手権のレース1で、ディーン・ベルタ・ビニャーレス（ビニャーレス・レーシングチーム）が事故死した。

ベルタ・ビニャーレスはMotoGPライダーのマーベリック・ビニャーレスの従兄弟であり、マーベリックの父アンヘルが今年初めに設立したビニャーレス・レーシングチームからワールドSSP300に参戦していた。

事故は11周目のターン2で発生した。ベルタ・ビニャーレスは他4台と共に多重クラッシュに巻き込まれ、頭部と胸部に重傷を負った。レースは赤旗中止となった。

コース上で治療が行われた後、サーキット内のメディカルセンターに搬送されたが、帰らぬ人となった。15歳という若さだった。

ベルタ・ビニャーレスはワールドSSP300のルーキーシーズンにおいて、マニクールのレース2で最高位4位、バルセロナのレース2で6位を獲得するなど、高いポテンシャルを発揮していた。

今回の事故を受けてイベントの主催者は、午後に予定されていた残りのレースを中止する決定を下した。