フェルナンド・アロンソcopyright HONDA

アロンソ「ホンダエンジンでなければ楽勝でフロントローだったはず」F1ベルギーGP 2017《予選後》

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F1ベルギーGPの予選でデプロイメントのトラブルに見舞われたフェルナンド・アロンソは、ホンダエンジンでなければ余裕でフロントローだったはずだとコメント、大それた主張を繰り広げた。アタック直後のアドレナリン大放出の状態とは言え、荒唐無稽と受け取られても致し方ない。

予選Q2に進出したマクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンがエンジン交換による最後尾スタートが確定している事を利用し、バンドーンを前走させそのスリップストリームをアロンソに充てがうことでタイムアップを試みた。

アロンソは、セクター1のケメルストレートで大きなゲインを得たものの、プーオン(10・11コーナー)の通過直後にデプロイメントを失いタイム計測を断念した。パワーの喪失を感じ取ったアロンソは、無線で「パワーがない!」と怒りをぶつけた。

取材に応じたアロンソは「1番手と2番手は楽勝だったはずだ」と語り、マクラーレンが競争力のあるエンジンを手にしてさえいればフロントローは余裕であっただろうとの考えを披露した。マクラーレンを強く擁護する欧米メディアの中でさえ、そのシャシー性能への疑問の声があるだけに、最強メルセデスエンジンを搭載していたとしてもそれが”楽勝”でない事くらい、当のアロンソが一番良く分かっているであろう。

とは言え、ライバルに対してパワーで劣るマクラーレン・ホンダが、パワーサーキットとして知られるスパ・フランコルシャンで予選Q3進出相当の速さを示したのは極めてポジティブであり、それはアロンソ自身も全面的に認めている。

F1ベルギーGP予選を終えて

フェルナンド・アロンソ予選: 11位, FP3: 10位

全体的なパフォーマンスから言えば、結局のところ今日は僕らにとってポジティブな一日だったよ。Q2ではトップタイムから1.5秒遅れに留まったわけで、マクラーレン・ホンダにとってはポールポジションみたいなものさ。(ホンダエンジンじゃなきゃ)フロントローは楽勝だったはずだ。最後のアタックではトラブルのためにQ3進出を逃してしまったけど、それを考慮に入れてもポジティブな予選だったと思う。

チームは素晴らしい仕事をしてくれたよ。ストフェルのペナルティーを良い方向に使って、僕は彼のスリップストリームでストレートでのタイムを縮めようとしたんだ。でも間が悪い事に、Q2での最後のアタックでデプロイメントに問題が発生してしまった。11コーナーと12コーナーの間で0.6秒も失ったんだ。だからアタックを途中で止めたんだ。取り返すのが不可能な位のロスだったからね。

明日は11番グリッドからスタートすることになるけど、スパは兎に角サプライズなコースだから、タイヤの選択権がない10番手より、自由にコンパウンドが選べて新品タイヤを使える11番手のほうが有利になるんじゃないかな。


このところ影を潜めていたアロンソの爆弾発言が久々に飛び交ったF1ベルギーGP予選。移籍先が限られ、3度目のタイトル獲得への道が危ぶまれている事を考えれば、いきり立ってしまうのも理解できる。憤りはレースに対する本気度と表裏一体の関係とも言える。

2017年第12戦ベルギーグランプリの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1ベルギーGP特設ページを参照されたい。決勝は日本時間8月27日(日)21時からスパ・フランコルシャンで行われる。現時点ではドライコンディションが予想されている。

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