ホンダ製F1パワーユニット「RA617H」
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F1バーレーンGP:パワーユニット投入状況…ホンダ勢、ガスリーとペレスが早くも2基目に

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国際自動車連盟(FIA)テクニカルデリゲートの正式発表を元に、2021年F1第1戦バーレーンGP決勝レース開始前の時点における各ドライバー(マシン)毎のパワーユニット投入状況を以下にまとめる。

史上最多23戦に向けた初戦ながらも、ホンダF1パワーユニット勢が早くもコンポーネントの交換を実施した。

アルファタウリは土曜フリー走行の最中にデータ上で異常が確認されたとして、ピエール・ガスリー車のエナジーストア(ES/バッテリー)及びコントロールエレクトロニクス(CE)を交換して予選に臨んだ。

また決勝レースを前にしてのパルクフェルメでは、レッドブルが同じ様にセルジオ・ペレスのESおよびCEを交換した。

いずれも降格ペナルティの対象ではないものの、シーズン開幕早々での交換は懸念材料だ。ハードウェアに問題がなく再利用可能であれば良いのだが、交換の理由などについては現時点で明らかにされていない。

なお予選Q1でのフロア破損によるものと思われるが、ポールポジションのマックス・フェルスタッペンもフロアやスキッド・ハッチ等を交換している。

V6ハイブリッド導入8年目の今年はICE(内燃エンジン)、ターボ(TC)、MGU-H、MGU-Kが各々年間3基まで、CE(コントロール・エレクトロニクス)、ES(バッテリー)は2基まで降格ペナルティなく使用できる。また今季からはエキゾーストにも制限が加えられ、年間8基までの使用が許可される。

ただし今季のレース数が19戦以下となった場合にはMGU-Kの年間許容数が2基までに制限される。

F1バーレーンGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
メルセデス L.ハミルトンHAM 1 1 1 1 1 1 1
V.ボッタスBOT 1 1 1 1 1 1 1
レッドブル・ホンダ M.フェルスタッペンVER 1 1 1 1 1 1 1
S.ペレスPER 1 1 1 1 2 2 1
マクラーレン・メルセデス D.リカルドRIC 1 1 1 1 1 1 1
L.ノリスNOR 1 1 1 1 1 1 1
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 1 1 1 1 1 1 1
S.ベッテルVET 1 1 1 1 1 1 1
アルピーヌ・ルノー F.アロンソALO 1 1 1 1 1 1 1
E.オコンOCN 1 1 1 1 1 1 1
フェラーリ C.ルクレールLEC 1 1 1 1 1 1 1
C.サインツSAI 1 1 1 1 1 1 1
アルファタウリ・ホンダ 角田裕毅TSU 1 1 1 1 1 1 1
P.ガスリーGAS 1 1 1 1 2 2 1
アルファロメオ・フェラーリ K.ライコネンRAI 1 1 1 1 1 1 1
A.ジョビナッツィGIO 1 1 1 1 1 1 1
ハース・フェラーリ N.マゼピンMAZ 1 1 1 1 1 1 1
M.シューマッハMSC 1 1 1 1 1 1 1
ウィリアムズ・メルセデス J.ラッセルRUS 1 1 1 1 1 1 1
N.ラティフィLAT 1 1 1 1 1 1 1

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